4月13日、兵庫県・新温泉町三尾へ磯の投げ釣りを楽しみに、釣友の皆川さんと出かけてきた。狙いはカレイにアブラメ（アイナメ）である。
TSURINEWS編集部
磯際狙いで39cmアブラメ！
やがて10時を過ぎて諦めモードが漂い始めた。そんな時、少し離れた磯中央部から足元に投入していた捨てザオにクジメ（アイナメの近縁種）がヒットした。クジメにしてはサイズのいい28cm。
このポイントは両サイドの磯際よりも若干深く、仕掛けの投入場所によってイトの出もかわるので、海底が変化に富んでいるのかもしれない。そこで、三脚と4本のサオをこのポイントに移動させて、全て磯際に落とし込むことにした。
これが大正解で、一息ついたところでいきなり右端のサオ尻が浮き、ドラグが悲鳴を上げた。突然のアタリだったが、すぐにサオを手に取って大きくアワせる。コブダイではないことを祈りながら一気に底を切る。
やがて姿を見せたのは大本命のアブラメだ。しかもまずまずのサイズ。ハリ掛かりを確認して一気に磯にブリ上げてメジャーを当てると、40cmには僅かに届かないものの39cmの立派なサイズだった。
ポン級アブラメを御用これで俄然色めき立つ二人だったが、次にアタリが出たのも私のサオ。同じように、サオ尻が浮いてドラグを鳴らす大きなアタリが。ところが今度はサオを手に取ると、残念ながら魚の気配が消えていた。違和感を覚えたアブラメが、口からエサを吐き出したのかもしれない。しかしこれまで魚の気配が全くなかった状況が一変した。
良型ガシラも登場
しばらくして今度はジンワリサオ先を押さえ込むアタリで、20cmと25cmのガシラ（カサゴ）が登場した。同行した皆川さんも、同じようなサイズのガシラを釣っている。このままの流れで、良型のアブラメを追加したいところであったが、この状況も1時間もすると元の状態に戻ってしまった。そして時々、フグがエサを触るだけの状況が納竿の午後3時まで続き、ここでストップフィッシングとした。
今回は二人とも残念な釣果に終わったが、浜坂、三尾周辺の磯から狙うアブラメ釣りは、場所によっては良型のアブラメやナメタガレイの数釣りが楽しめる。
利用した前田渡船の船【交通】
大阪からは中国道→舞鶴自動車道春日IC→北近畿自動車道へ。八鹿ICを降り国道9号を鳥取方面に走る。出会橋の交差点を県道47号方面に進み、浜坂で国道178号に入る。東進し県道261号を三尾方面に進めば渡船が出る三尾港に突き当たる。
＜長谷川靖之／TSURINEWS・WEBライター＞
前田渡船
