日用品にホビー用具、文房具屋デジタル充電器など、幅広い商品展開で、いまやなくてはならない日常生活の強い味方100円ショップ。そんなお手軽な100均グッズが、工夫や使い方次第で船釣りに活用できるのをご存知だろうか。
船釣りで活躍する100均グッズ
今回は船釣りで活躍する100均グッズを紹介。整理整頓、収納関係や竿の固定など、船釣りならではのシチュエーションで活躍するアイテム3選だ。
1,シリコーンスポンジホルダー
水回り用品コーナーでお馴染みの商品。水回り用品は当然水に強いものが多いので釣りでも重宝する。
通常は蛇口などに巻き付けて、後ろのポッチを穴に入れて固定することで、スポンジやタワシなどを入れるものだ。
これを、船縁のポールや竿掛けなどに掛けることでハサミやプライヤー、メジャーや予備のオモリや、メタルジグや鯛ラバなどの転がってしまうようなものを入れるのに最適。
しかも、このスポンジホルダーは伸縮自在!短く使いたい場合は結んだり、距離が足らない場合は引っ張って伸ばすことで調節できる。この自在性がかなり便利。船べりだけでなく、クーラーや道具箱などの持ち手に引っ掛けるのもおすすめだ。
2,洗濯バサミ
物干し竿に使う洗濯バサミは一見、釣りをしない人からすると、なにに使うの?と疑問を持つかもしれないが、これが釣り竿との相性もいい。
物干し竿を交差させるタイプの洗濯バサミを使い、車や自室のポールに掛けるだけで簡易ロッドホルダーの完成だ!
船の走行時や波の上下動で竿を破損させてしまうことはよくあるトラブル。たいていの場合は、竿先のルアーやオモリが暴れて通常掛からない重量が穂先だけに掛かることで起こる。釣りに来たのに、こんな悲劇が来ては釣りどころではない。
やはりだからこそ移動中はしっかりと竿を固定しておきたい。そんな時は写真のように竿を洗濯バサミで固定するのが有効。
また、ベテラン船釣り師のなかには、キャップのツバに洗濯バサミを付けるのも定番になっている。カッパのフードとキャップを固定。船が走行中にキャップが飛ばされないようになるので一石二鳥。雨や風の強い日や冬場は重宝する。
3,マグネット
ハリ数4~8本くらいの釣りで投入時活躍するのが、マグネット板。自作する人も少なくないが、これについては、使い勝手を求めてテストを重ねた専用品や、船縁据え付けのものにはなかなかかなわない気がする。
ただ、「マグネット板を出すまでもないけど…」といったハリ数が2~3本くらいの釣りでは、文具売り場などにあるマグネットクリップを使ってみてはいかがだろうか?しかけ先端のハリ一本を固定しておくだけでも、慣れていない人はぐんと仕掛けをさばきやすくなるはず。
クリップタイプの場合は写真のようにマグネット側を自分に向けて取り付け、磁石部分にハリを置いておく。また、カワハギ釣りなどハリの消耗が激しい釣りの場合は予備バリを出しておくのに最適。大小さまざまなサイズがあるので、好みや船の形状に合わせて選ぼう。
クリップ以外でお勧めなのが、工具のコーナーにあるマグネットトレー。通常は外したボルトやナットを一時的に置いておくためのトレーで、底にマグネットが付いているので逆さにしても転がってどこかに転がると言うことが無い。
交換用のハリやハサミ、プライヤーなどなど(オモリは鉛製がほとんどなので残念ながら磁石に付かないので注意)をトレイに置いておけば船が激しく上下しても散らばらない。
どちらにも共通していえることだが、屋内での使用を想定して作られているので当然サビやすい。1回の釣行でダメになってしまうことも少なくない、使用後はなるべく早く真水で洗って乾燥を勧める。