バチ抜けパターン完全解説 3分で理解できる良型シーバス数釣り攻略法

シーバスを愛する釣り人が待ちに待った季節だ。ニョロニョロとちょっと気持ち悪いけど、大興奮する「バチ抜けパターン」が開幕。良型の数釣りが楽しめ、シーバスフィッシングを始めるにも絶好のタイミング。今回はそんな激熱パターンを楽しむため、釣果に直結するポイントを解説しよう。

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TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

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バチ抜けとは?

まずは、「バチ抜け」について説明しよう。

バチとは、生殖を行うゴカイやイソメなどの総称である。そのバチが産卵のため、生殖群泳と呼ばれる海底の砂や泥から抜け出し水面付近へと浮上する繁殖行動を、「抜ける」と表現したのが「バチ抜け」の語源だろう。

バチ抜けシーズンは?

そしてこのような現象は、バチの種類や抜けるタイミングに多少の地域差はあるものの、私のホームグラウンドである三重県中部では、2月上旬から徐々に始まり春の訪れとともに、3月後半に最盛期を迎え、ゴールデンウィーク前後まで楽しめる。

激熱パターンの開幕だ

バチ抜けパターンとは?

またこのタイミングはシーバスが産卵後の体力回復を目的に、沿岸部で積極的な捕食行動を見せる時期と重なる。遊泳力の弱いバチは捕食しやすい格好のターゲットとなり、バチ抜けパターンとはこのようなバチをシーバスが荒食いするタイミングをルアーで狙う釣り方のことだ。

シーバスの口の中にはバチが

狙うタイミング

バチ抜けが発生するタイミングは月の周期と大きく関係することから、月齢同調産卵と呼ばれており、満月と新月の前後の大潮のタイミングが最も期待できる。

また潮汐の条件は日没前後に満潮を迎え、その後の下げ潮のタイミングが狙いめだ。海面へと浮上したバチが一気に潮流に流され、それをシーバスが待ち構えて、捕食するといったシナリオだ。

満月大潮時の釣り風景

バチ抜けシーズン初期は日ムラもあり時合いも短いことから、必ず満潮前から釣行し満潮後のチャンスタイムを狙いたい。また水温が上がってくるシーズン中盤から後半はバチの量も増え、潮回りやタイミングに関わらず、期待できる状況が増える。非常に釣りやすい時期となり、夕マヅメを中心に潮が動いているタイミングで狙ってみたい。

私の経験上シーズン中盤からは大潮だけでなく、大潮後の中潮も非常に実績が高く、水深の浅いポイントでは好天が続くなど、水温の上昇が期待できる状況も好要素だと感じている。

狙うべきポイント

また代表的なポイントは、海底が砂泥質の河口付近や漁港内。普段はスルーしてしまいそうな小規模河川や奥まった位置にある漁港なども、流れが緩く海底に泥や砂がたまりやすいため、バチ抜けが発生しやすい。

こんな小規模河川がポイント

そのためそのようなフィールドに隣接する堤防やミオ筋は、流されるバチの通り道となりやすく、河川であればバチがたまりやすい大きくカーブになっているポイントや河口付近の流芯、川幅が狭まっているポイントなども狙いめだ。また、常夜灯下や橋脚下の明暗部などは集光性のあるバチがたまりやすく、シーバスの捕食場となりやすい。

気持ち悪いけど釣れる予感!

海面付近を漂うバチは目視できることが多く、釣行時だけでなくポイント選択の際も、じっくり足元など海面の様子を観察することもお勧めしたい。

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