色々な資格が存在するこのご時世。当然釣りや魚にまつわる資格もたくさん。その中から、今回は【日本さかな検定】について紹介します。
アイキャッチ画像:Pixabay
日本さかな検定(ととけん)とは
かわいらしい愛称が印象的な、「日本さかな検定」!
マルハニチロ、ヤマキなどの名だたる魚系有名企業が協賛しているニューカマー検定で、公式サイトにはあのさかなクンも応援メッセージを寄せているという今話題の資格検定です。
どんな検定なのか
古来、日本人の心身を育んできた魚食、その伝統食の危機的状態が近年加速度的に進んでいます。
日本さかな検定では、検定という形で魚への関心や知識を深めていただくことで、世界に誇る日本の魚食文化の魅力の再発見につながることを願っております。
*愛称の「ととけん」には、古来、日本の子どもたちが愛着をもって魚を「とと」と呼んできたように、日本の豊かな魚食文化に親しんでいただきたいという願いを込めました。
引用元:”にほん魚検定とは”.日本魚検定(愛称ととけん).
http://www.totoken.com/,(2019-03-15)
受験資格
3級…特になし
2級…特になし
1級…2級合格者対象
受験料
3級…4,200円
2級…5,200円
3・2級併願…8,930円
1級…7,300円
※2019年3月現在 (金額は税込み価格)
試験内容はこんな感じ
3級レベル…初めて出会う発見や感動を通して魚にもっと親しみたい方を対象とした初級レベル
2級レベル…魚好きにして通を自認する一般の方や漁業・流通・調理に携わる方で、もっと魚食文化の奥深さを身につけたい方を対象とした中級レベル
1級レベル…魚と日本の魚食文化に関する広範囲の知識の頂点を目指す方を対象とした上級レベル
例題
春にはたまねぎ、夏にはおくら、初秋には松茸と、季節ごとに出合いものとされる魚介を選びなさい。
(1)アマダイ (2)ブリ (3)ハモ (4)ニシン
答え:(3)ハモ
【解説】京都を代表する夏の食材、盛りのハモは賀茂おくらと出合い、走りの頃にはたまねぎと、そして名残りの時季には出始めの松茸と出合う。生命力が強いハモは冷蔵設備がない時代に瀬戸内から運んできても、死んだりぐったりすることがないため、京都の人は昔からハモをよく食べてきた。
引用元:”模擬問題”.日本魚検定(愛称ととけん).
http://www.totoken.com/,(2019-03-15)
合格基準
3級…得点60%以上
2級…得点70%以上
1級…得点80%以上(70~79%は準1級認定)
資格の使い道
1級所持者には魚を提供する料亭の人や、旅行好き、魚にまつわる仕事をしている人が多いようです。
また学生の方では、水産関係の就職に有利かもしれません。
現段階では「ととけん」が必須の仕事は存在していないようです。
まとめ
誰でも簡単に挑戦することができるので、例えば家族みんなでチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
ぜひ魚に興味を持っていただき、スーパーの鮮魚コーナーなどで魚を見かけた際はどんな魚がいるのかなーと足を止めてみてはいかがでしょうか。
日本の魚食離れに待ったをかけることができるのは、もしかしたらこの資格の取得を目指すあなたなのかもしれない…
<サカナ研究所/TSURINEWS編>