食べたら健康になる魚の部位3選 『通』ならゼッタイ捨てない?!

食べたら健康になる魚の部位3選 『通』ならゼッタイ捨てない?!

魚にはいろいろな食べ方がありますが、ほとんどの人は魚の身の部分だけを食べるのではないでしょうか。しかし、魚には身の部分以外にも美味しく食べることができる部位がいくつかあり、一部の『通』の人たちにとっては、それらの部位のほうが楽しみだとか・・・。今回は捨てられがちで、あまり知られていない魚の部位を、オススメの魚種と食べ方も交えて紹介していきます。

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『通』レベル1:目玉

すでに食べている人も多いかもしれませんが「魚の目玉」。

魚料理屋さんではマグロの目玉などの料理がメニューに載っていたりします。

目玉を丸ごと食べるのかと想像するかもしれませんが、正確には目玉ではなく、目玉周りのゼラチン質部分(硝子体)を食べます。

また、目玉は栄養素も豊富であり、ビタミンB1、ドコサヘキサエン酸(DHA)、エイコサペンタエン酸(EPA)などが多く含まれています。

DHAやEPAは記憶や学習能力の向上や生活習慣病などの予防となる成分として注目を浴びています。

食べたら健康になる魚の部位3選 『通』ならゼッタイ捨てない?!(出典:Pixabay)

オススメの魚種と食べ方

マグロは確かに有名ですが、初めての方には目玉も大きすぎず、食べやすいので、タイの煮つけがオススメです。

食べる時には目が白くなるまでしっかりと熱を通してから食べます。

タイの煮つけなどを作った際に残さずに食べてみるといいでしょう。

目玉だけを入手するのはおそらく難しいとは思いますが、目玉の周りのプルプルした部分(コラーゲン)をぜひ食べてみて下さい。

『通』レベル2:皮

焼き魚などで避けられることも多い「皮」。

実は皮にはコラーゲンが多く含まれており、しっかりと食べることをお勧めします。

人の皮膚や筋肉、血管といった軟組織はタンパク質で構成されており、コラーゲンはこれらの細胞と細胞をつなぎ合わせる役割をしています。

コラーゲンが不足すると、肌がたるんだり、シワができてしまいます。

食品として食べたコラーゲンがそのまま体内に吸収されるわけではありませんが、体内でコラーゲンの合成に使われるアミノ酸はコラーゲン以外のタンパク質には含まれていません。

よって魚の皮を食べることが、体内でのコラーゲン生成に大きく役立つといえるでしょう。

肌の若さを保つためにも、魚の皮を食べることをオススメします。

食べたら健康になる魚の部位3選 『通』ならゼッタイ捨てない?!(出典:Pixabay)

オススメの魚種と食べ方

魚の皮を食べることで有名なのはやはり鮭でしょうか。

鮭にはいろいろな食べ方があり、塩鮭やムニエルなどが主流でしょうか。

これらを食べる際は身と同じように味つけがされるため、美味しく食べることができるかと思います。

また、皮だけで食べる場合は、アルミホイルなどに皮を伸ばして広げ、塩コショウをしてオーブントースターなどでカリッと焼くのがオススメです。

お好みで七味マヨネーズなどをつけて食べるのもいいのではないでしょうか?

ぜひお試しください!

『通』レベル3:骨

おそらく魚の部位の中で一番捨てられがちなのが「骨」なのではないでしょうか。

近年の若者の魚食離れの理由の一つに「魚のほねをとるのが面倒。」などと言われていますが、いつも残されがちの骨も、魚種や大きさ、調理方法によっては美味しく食べることが可能です。

また、骨は非常に栄養価も高く、食べることによりカルシウム・マグネシウム・リン・ビタミンD・鉄分・などを効率よく吸収することが可能です。

近年、高齢者の骨粗しょう症患者数が増加しており、これには魚食離れも一因していると考えられます。

体内でのカルシウムとマグネシウムのバランスが崩れると、骨からカルシウムが流出し、骨粗しょう症などのリスクが高まります。

そこで、積極的に魚の骨を食べることで、カルシウム、カルシウムの吸収を促進させるビタミンD、マグネシウムの吸収を行います。

魚の骨を食べることが、骨粗しょう症の予防や体の様々な健康維持に期待が持てるといっても過言ではないでしょう。

食べたら健康になる魚の部位3選 『通』ならゼッタイ捨てない?!(出典:Pixabay)

オススメの魚種と食べ方

魚の骨は堅いですが、酢などの酸性の調味料を用いた調理法がオススメです。

魚を丸ごと食べられ、酢を使った料理で代表的なものだと、「小アジの南蛮漬け」などがあげられます。

魚の骨は堅いですが、小アジだと骨も太くなく、酢を使うことにより、柔らかく食べることができるでしょう。

また、魚を三枚おろしにした後の骨などは、油で少し長めに素揚げし、塩コショウをかけたり、レモン汁をかけた食べると、サクサクとスナック感覚で食べられます。

その際はカサゴなどの根魚がおススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今まで何気なく避けてきた部位も、健康面でのメリットや美味しい食べ方を知れば、ちょっと食べてみたくなりませんか?

食事は生きていく中で欠かすことのできない行為です。

ドンドン魚を食べて、食事による幸福感と、健康を一緒に手に入れましょう。

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<サカナ研究所/TSURINEWS編>

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