これから季節も春となり魚も活発に活動して楽しみな季節となってくる。3月5日(火)は初春というか春本番のようなポカポカ陽気の中、三重・鳥羽浦村のやま栄渡船で乗っ込みチヌのイカダカカリ釣りに挑戦へした。
早々に本命ゲット!
今回は海女小屋前に渡り、まずはボケを落とし込んで様子を見ていく。ボケが着底して一度誘い上げると、穂先にコツコツとしたアタリ。
そのままストロークが大きくなり押さえ込んでいったので、大きなフグかと思いアワセを入れると、ガツン。
手応えからチヌと確信する。いきなりのアタリに驚きながらも慎重かつ大胆にランディングまでスムーズに持っていき、無事に1匹をゲット。
幸先いいスタートで次を狙っていくが、そこからは普段通りの海に戻ってしまう。フグが活発にアタリを出してくるが雰囲気はかわらないので、ダンゴを打って魚を寄せていく。
広範囲探り47㎝!
下げ潮が速いので、潮上にダンゴを打ちながら下を重点的に探るが、風が正面から吹きなかなかうまく投げられない。それでも何とか繰り返して広範囲で探っていくと、かなり潮下で魚が反応。
着底間際にいきなり穂先をひったくるような激しいアタリで、当日最長寸の47cm。
次はもう少し手前でこれまた穂先をひったくっていき、40cm台。しばらく間があったが遠投してまた40cmアップと、いい感じに魚が反応してくれた。
上げ潮に反応あり
しかし、これ以降は潮が緩みだし、いよいよダンゴ釣りのノーシンカーで攻めていく。オキアミメーンで、ゆっくり潮になじませながらじっくりと待つ。
今年は上げ潮の方が安定していたのだが、前回は上げてくるとエサ取りも少なくなり、何かしら底に居たのかチャンスだと思った時間が不発に終わった。
上げ潮が走ったり緩んだりと忙しくなり、その都度シンカーを付けたり外したりと反応するパターンを探っていくと、潮が緩んだ間で穂先が反応してくれ追加。
上げの時は潮下の反応はなく、釣れてくれたのはダンゴ釣りばかりだった。
ラインコントロールが秘訣
キーワードはやはりラインコントロールで、マメにラインを潮にシンクロさせていき、さしエサをダンゴから離さないイメージで待っていると、少し間をおいてアタリが出るパターン。
コツとした前アタリからしっかりと食い込ませるイメージでアタリを導き出していき、終了間際に2匹追加してタイムオーバーとなった。
当日の釣果
いよいよ春本番、イカダからの釣果も出てくるシーズンとなり、カカリ釣りも本格的にスタートだ。春の乗っ込みも昨今メリハリのある釣果を聞かないが、チャンスは必ずあるので、ぜひパワフルな引きをたん能しにやま栄渡船へチャレンジしてほしい。
当日の釣果は、チヌ38.5~47cmが7匹だった。
<週刊つりニュース関西版 APC・橋本直/TSURINEWS編>