管釣り用スプーンとして手軽に入手できるダイソー製品だが、カラーバリエーションの少なさに物足りなさを感じる場面もある。そこで今回は、ダイソーアイテムだけを使い、マジック直塗りとルアーコーティング液で自塗りカスタムに挑戦。低コストかつ短時間で仕上がるお手軽チューンで、定番配色の再現と実用性を検証してみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・藤田)
ダイソースプーンの弱点と自塗り動機
管釣り用スプーンの中でも、ダイソー製スプーンは「入門用として気軽に手を出せる存在」という立ち位置にある。手頃な価格で入手できるため、これから管釣りを始めたい人や、まずはスプーンの動きを試してみたいというアングラーにとってはありがたい選択肢だろう。
うわさによると泳ぎ自体は悪くないようで、ウエイト展開も管釣りの基本を押さえている。だからこそ惜しいのが、やはりカラーラインナップの少なさ。放流で強い色や、食わせで効くブラウン、ペレット系といった実戦的カラーが不足しており、ローテーションの幅が広がりにくい。
「カラーが足りないなら、自分で足せばいいのでは?」
そんな発想から今回試してみたのが、ダイソー製品だけを使ったスプーン自塗りカスタムだ。
本格的な塗装ではなく、マジックによる直塗りにコーティング剤を重ね、UVで硬化させるだけの超簡易方式。低コストかつ短時間で仕上がるお手軽チューンで、どこまで実用カラーに近づけるのか検証してみた。
使用アイテム紹介
使用したアイテムはすべてダイソー製で統一した。ベースはダイソースプーンのゴールドとシルバー、メタルバイブ3gを用意し、カラーは油性のペイントマーカーを使用。
ダイソーのスプーンとメタルバイブ(提供:TSURINEWS編集部・藤田)
ダイソーの油性ペイントマーカー(提供:TSURINEWS編集部・藤田)仕上げの保護コーティングにはルアー用コーティング液を使用。
ダイソーのルアー用コーティング液(提供:TSURINEWS編集部・藤田)硬化はダイソーのレジン工作用UVライト(税込330円)で対応した。塗装から硬化まで、すべて100均アイテムだけで完結させている。
UVライトもダイソー製品(提供:TSURINEWS編集部・藤田)自塗り工程は超シンプル
工程は非常にシンプル。まずスプーンに油性マジックで直接カラーを塗布する。今回はオレンジや蛍光ピンク、ブラック、ホワイトを使い分け、ベースのメタル光沢を残したツートン仕様のものも作った。
カラーを塗ったらしばらく乾かす。理想は半日ほど放置するのがいいと思うが、急いでいる場合でも、少なくとも1時間は定着を待った方がいいだろう。
塗ったらしばらく乾かす(提供:TSURINEWS編集部・藤田)着色後は表面保護のためルアーコーティング液を薄く塗布。塗膜が厚くなりすぎないよう注意しながら均一に伸ばしていく。最後にダイソーのUVライトを照射し硬化させれば完成だ。
乾いたらコーティング剤を塗布(提供:TSURINEWS編集部・藤田)塗装から仕上げまで短時間で完結し、思い立ったときにすぐ量産できる手軽さが魅力の工程となった。
UVライト照射(提供:TSURINEWS編集部・藤田)仕上がりチェック
発色は想像以上に良好。今回使用したマジックはメタリック感が強く出るタイプではなく、原色がそのまま乗る印象で、蛍光ピンクなどは視認性の高い仕上がりとなった。
一方で質感については、手塗りゆえのムラはやはり出やすい。多色塗装で仕上げられたメーカー品と比べるとシンプルな見た目だが、実釣で十分通用しそうな雰囲気はある。
耐久性については現時点では未知数。コーティングは施したものの、どの程度の使用で色が剥がれるかは今後の検証課題となりそうだ。
完成した自塗りスプーンとメタルバイブ(提供:TSURINEWS編集部・藤田)やってみた感想
実際にやってみて感じたのは、とにかく手軽という点に尽きる。思い立ったときにすぐ塗れて、カラーを増産できる気軽さは大きな魅力だ。コストも低く、ロストを気にせず実戦投入できるのもダイソー製品ならでは。
見た目の完成度こそメーカー品には及ばないが、「釣れそう」と思えるカラーを自作できる楽しさは想像以上。管釣りのカラー戦略を広げる遊びとしても十分成立するカスタムだった。
<藤田浩平/TSURINEWS編集部>


