入鹿池のボートワカサギ釣りが好調だ。魚探に映る濃い魚影を狙い撃ち。4連掛け含め、最終的に638匹のワカサギをキャッチした模様をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
入鹿池でボートワカサギ釣り
張りつめた空気が肺の奥まで入り込み、冬の冷たさをはっきりと意識させる1月9日。愛知県犬山市の入鹿池にて、最盛期を迎えたワカサギを狙い、レンタルボート店「見晴茶屋」の手漕ぎボートで出船した。今季の入鹿池は、いよいよワカサギの群れが波打ち際まで接岸しており、数釣りには理想的な状況が続いている。
入鹿池マップ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)見晴茶屋は好立地
主な好ポイントは桟橋周辺から取水塔エリアにかけてで、魚影の密度は非常に高い。なかでも見晴茶屋の出船位置は、一級ポイントの目前にあり、わずか数m漕ぐだけで好条件のポイントへ入れる。
人気ポイント(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)手軽さと実績を兼ね備えた立地から、今回は同店を選択した。
見晴茶屋から出船(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)ワカサギの群れ発見
現地到着は通勤時間帯の影響で8時過ぎ。スタートとしてはやや遅れたものの、魚群探知機を確認すると、ボトムから上方5mにかけて反応がびっしりと映し出されている。
複数のワカサギの群れが層を成しながら回遊している明確なサインで、魚の居場所はすぐに把握できた。あとは、いかに効率良く拾い続けられるかが釣果を分ける展開だ。
選択した仕掛け
そこで重視したのは回転率。使用した仕掛けは新製品の「瞬貫わかさぎ ショートモデル」。アベレージサイズは7cm前後と判断し、ハリは1号を選択する。
使用した仕掛け(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)エサはベニサシを半分にカットし、エサ持ちを優先したちょん掛けに。小型主体のため、過剰なアピールは不要と考えた。
エサは紅サシ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)基本の釣り方
準備を終え、仕掛を投入して着底後に10cmほど持ち上げ、そこから1m上まで探って再び下ろす。この動作を繰り返しながら、どの水深で口を使うかを丁寧に確認していく。
反応が濃く映っていても、実際に食う層は日によってズレるため、レンジの見極めは欠かせない。操作中はハリスのテンションを保ち、微細な違和感も逃さないことを意識する。
8cm級ワカサギが登場
やがて、最上段から50cm下の位置でアタリ。穂先が細かく震える。幹糸を中心に円を描くような独特の引きは、まさにワカサギ特有の挙動だ。余計な合わせは入れず、そのままテンションを維持して巻き上げる。上がってきたのは8cmのワカサギ。
8cmのワカサギが釣れる(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)半透明の体に光が差し込み、内部から発光しているかのような美しさを放つ。誘いの途中にハリ掛かりしており、刺さりの良さは申し分ない。加えて、ハリス素材がエステルへ変更されたことで比重が軽くなり、フォール時の動きがより自然になった点も好印象だ。
狙う水深を絞り込む
ヒットしたハリを確認すると5本針の最上段なので、群れが底から浮いていると判断できる。そこで、ボトムから5mの範囲を1m刻みで探り、反応が集中する層を絞り込んでいく。
結果、最も食いが立ったのは水深6m前後、すなわち底から約2m上のレンジだ。オモリ位置を6.5mに固定し、誘いは細かく刻む展開へ移行する。
仕掛けを見てヒットした棚を確認(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)釣果を伸ばすコツ
ここで鍵となったのが「感度」の意識だ。ワカサギ釣りでは、竿を固定してしまうとハリスが緩み、穂先に出る情報量が一気に減る。穂先を常に動かし、軽く張った状態を維持することで、最も感度の高い状況を作り出せる。
具体的には、10〜30cm幅で穂先を上下させた後、50cmほど持ち上げてフォールを入れる。この一連の動作の中で、注目すべきポイントは二つある。
持ち上げ後の間
一つ目は、持ち上げ後に入る“間”。いわゆる空合わせで魚が掛かると、穂先が不自然に沈み、小刻みに震える。この場合、合わせは不要で、そのまま巻き上げるだけで良い。
フォール後のライン変化
もう一つはラインの変化だ。フォール直後にオモリで張られていたラインが、魚の旋回によって一瞬緩む。この微妙な違和感を捉えられるかどうかで、拾えるアタリの数は大きく変わる。
4連掛けも達成
この日は特に、フォール後に3秒ほど静止させる誘いが効果的だった。直後に空合わせを入れるたび穂先に反応があり、次々と掛けていく。入れ食い状態となった後、再び空合わせを入れると穂先が大きく絞り込まれる。
重量感から連掛けを確信。複数匹が連なった抵抗は想像以上で、電動リールの巻き上げ速度も明らかに鈍る。
やがて水中に無数の光が走り、星が散るような情景が広がった。姿を現したのは4連掛け。小魚とは思えない賑やかさで跳ねる様子は、数釣りならではの迫力がある。レンジを的確に捉え、群れの中心を撃ち抜いた結果だ。
連掛けも達成(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)最終釣果
その後もペースは落ちず、1時間あたり約80匹のペースを維持。最終釣果は638匹と満足のいく釣行となった。
ワカサギの数釣りを堪能(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)今後の展望
今季の入鹿池は11月以降好調を維持しており、当たり年といって差し支えない状況だ。1月に入って群れは接岸し、層も厚いため、安定して数を伸ばせる。なかでも、最も反応の良いレンジを見極められれば、連掛けの確率はさらに高まり、1000匹超えも夢ではないだろう。
数釣りには手返しが重要
また、初心者の方には100匹超えを目標にする人も多いはずだ。釣果を左右するのは操作技術は勿論だが、手返しも重要である。専用の針外しやエサ用ピンセットを用意するだけでも回転率が上がるので、結果は大きく変わってくる。
ワカサギ釣りは誰でも手軽に楽しめるが、道具や操作を突き詰めるほど釣果を伸ばせる奥深い釣りモノでもある。目標を立てて、繊細かつ戦略的な数釣りに挑戦してみてはいかがだろう。
かなりの重量に(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)<HAZEKING/TSURINEWSライター>
見晴茶屋


