外道を食すというテーマも、意外にうまいというパターンばかりじゃ面白くない。そこで一筋縄ではいかない強敵、カライワシを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
カライワシのムニエル&天ぷら
カライワシは、海外ではゲームフィッシュとして人気だが、日本(南方は除く)では名前すら知られていない。
メッキなどに交じって釣れるケースが大半で、秋が深まると温排水などに集まってくる。ちなみに一般的なイワシとは何の関係もない別種だ。
カライワシは一般的なイワシとは別種(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)カライワシは音速自己消化
この魚の特徴のひとつが自己消化の早さ。知識として知っていたので、釣ったその場で3枚におろし、しっかり冷やして持ち帰った。この時点ではまだ普通の魚の身だ。
自宅まで15分。まな板に乗せると、早くも身の崩壊が始まっている。かろうじて弾力は保っているが、表面はゼラチンをケチったゼリー。明日には、もう形のある料理は無理だろう。
急いで天ぷらとムニエルにしてみた。天ぷらは骨切りして衣を付け、揚げるだけ。ムニエルは塩コショウして小麦粉をまぶし、バターでソテーして刻みパセリを散らす。
カライワシのムニエル(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)うまみも脂も一切なし
釣ってから調理開始まで30分。鮮度のおかげかくさみもなく、小骨が障ることを別にすればまずいという要素は一切ない。ただ、脂のない身はパサつき、うまみも皆無。
評価は星二つ。すり身にすれば味付け次第で化けるかも?
カライワシの天ぷら(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>

