「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみた

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみた

釣具店の店頭では、「今、何が釣れているか」「どこへ行けばいいのか」「この道具で大丈夫か」といった質問が日々交わされている。そこには、釣行前の期待や不安、釣りを楽しみたいという率直な気持ちが表れている。今回は、釣具のポイントスタッフへのアンケート結果をもとに、お客様から特によく聞かれる質問をランキング形式で紹介する。

(アイキャッチ画像提供:釣具のポイント)

アバター画像 TSURINEWS編集部

お役立ち その他

釣具店に寄せられる質問の数々

釣具店の店頭では、日々さまざまな質問が交わされている。「今、何が釣れていますか」「どこに行けば釣れますか」「この道具、どうなんですか」。釣行前の期待や不安が、そのまま言葉になってスタッフに投げかけられる。

こうした何気ない質問には、釣り人が今何を知りたがり、どこで迷っているのかが如実に表れている。そこで今回は、釣具のポイントスタッフへのアンケートをもとに、お客様から特によく聞かれる質問をランキング形式で紹介する。

店頭のリアルな声をたどっていくと、釣り人の関心や悩み、そして釣りの楽しみ方が見えてくるはずだ。

釣具のポイント店員へアンケート

釣り初心者からベテランまで、幅広い層の釣り人が足を運ぶ釣具店。全国に店舗を展開する大手釣具チェーン「釣具のポイント」は、豊富な品揃えと、釣りに精通したスタッフによる丁寧な対応で、釣行前後を支える存在として多くの釣り人に親しまれている。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみたきめ細やかなサービスを提供してくれる(提供:釣具のポイント)

今回は、そんな釣具のポイントで日々来店客と向き合っているスタッフを対象にアンケートを実施。テーマは、店頭で実際によく聞かれる質問だ。何気ない会話の中にこそ、釣り人が今知りたいことや、悩んでいるポイントが表れている。

【質問内容】
お客様から最も多く聞かれる質問TOP3を教えてください

・対象:釣具のポイント全店舗のスタッフ
・回答形式:フリー記述/複数回答可
・有効回答数:654件

集まった回答をもとに、釣具店の現場で特によく寄せられる質問をランキング形式で紹介していく。

釣具店で多い質問ランキング

ここからは、釣具のポイントスタッフに来店客からよく聞かれる質問をランキング形式で紹介する。

第5位:釣りを始めたい(72票)

第5位には、「釣りを始めたいが、何から準備すればいいかわからない」という初心者からの質問がランクインした。

実際の回答を見ても、「何を買えばいいですか」「初めて釣りに行くけど、何を用意したらいいですか」といった、スタート地点での相談が数多く寄せられている。

また、「どうやったら釣れますか」「釣り方を教えてほしい」といった釣り方そのものに関する質問や、PEラインとナイロンの違い、リーダーやノットの結び方など、実釣に直結する基本的な疑問も目立った。

「同じタックルで別の釣りはできるか」「竿とリール、どちらにお金をかけるべきか」といった道具選びの悩みも、初心者ならではの視点といえる。

さらに、子供や家族での釣りに関する質問も一定数見られ、釣りをレジャーとして始めたい層の広がりも感じられた。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみた釣りを始めるなら釣具店で聞くのが早い(提供:週刊つりニュース関東版APC・間宮隆)

第4位:どの仕掛け・ルアーを選べばいい?(102票)

第4位は、仕掛けやルアー選びに関する質問だ。「どれが釣れますか」「今釣れているルアーはどれですか」といった声が多く、店頭では“正解”を求める質問が繰り返し寄せられている。

特に目立ったのは、ルアーやワームのカラー選びに関する相談だ。「どの色がいいか」「おすすめのカラーは何か」といった質問は、ターゲットや場所を問わず頻出しており、釣果を左右しそうな要素ほど悩みやすいことがうかがえる。

また、仕掛けの号数や針のサイズ、オモリの重さ、ラインの太さなど、細かなセッティングに関する質問も多い。

エサ釣りでは「どのエサが釣れるか」「どれくらい用意すればいいか」といった、実釣に直結する疑問が並んだ。

仕掛けやルアー選びは、釣果への近道であると同時に、最も迷いやすいポイントでもあることが、この順位から見えてくる。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみたどのルアーが釣れるのか店員は知っている(提供:TSURINEWSライター・井上海生)

第3位:釣れる場所はどこ?(114票)

第3位は、「どこで釣れるのか」という釣り場に関する質問だ。回答の多くは、「今どこで釣れていますか」「どこに行けば釣れますか」といった、場所をストレートに尋ねるものだった。

特定の魚を挙げて「〇〇を釣りたいが、おすすめの場所はあるか」と聞くケースも多く、釣り人の関心がまず釣り場選びに向いていることがうかがえる。「近郊で釣れる場所」「今から行ける釣り場」といった声も目立ち、限られた時間の中で効率よく釣りをしたいという意識も感じられる。

また、子供と行ける釣り場や、安全に釣りができる場所、立ち入り禁止エリアの確認など、環境面を気にする質問も一定数あった。釣果だけでなく、「安心して釣りができるかどうか」も、釣り場選びの重要な要素になっているようだ。

この結果からは、仕掛けやルアー以前に、「どこへ行くか」が釣りの成否を左右すると考える釣り人が多いことが見えてくる。釣具店は、釣果情報と並んで、現場に近い釣り場情報を求められる存在でもあるようだ。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみた釣り場情報の収集にも釣具屋は便利(提供:TSURINEWSライター・大ちゃん)

第2位:商品の在庫・価格に関する質問(135票)

第2位は、在庫や価格、商品に関する質問だ。中でも多かったのが、「この商品はどこにありますか」「〇〇はどの売り場ですか」といった、店内での商品の場所を尋ねる声だった。中には「あれどこにある?あれ。ほら、あれ」と、言葉にならないまま商品を探すケースもあり、店頭ならではのやり取りがうかがえる。

在庫や入荷状況に関する質問も目立つ。「この商品はありますか」「いつ入荷しますか」「新商品は入っていますか」といった声からは、話題の商品を逃したくないという意識が伝わってくる。スマートフォンの画像を見せながら在庫を確認する場面も少なくないようだ。

さらに、価格や性能差に関する相談も多い。「高い竿と安い竿は何が違うのか」「同じ価格帯でメーカーが違う場合はどう違うのか」など、購入前に納得したいという姿勢がうかがえる。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみた釣具の在庫・情報は店員さんに聞こう(提供:TSURINEWSライター・松永一幸)

第1位:今何が釣れてるの?(147票)

第1位は、「今、何が釣れているのか」という釣果情報に関する質問だ。回答の多くが「最近何が釣れていますか」「今どこで何が釣れますか」といった内容で、釣り人の関心がここに集中していることがよく分かる。

特定の魚を狙うというより、「近場で」「今」「旬の釣り物」を知りたいという声が目立ち、釣行前の最終確認として釣具店を訪れている様子がうかがえる。
「今一番何釣りが面白いか」「今日は釣れそうか」といった質問からは、その日の期待感も伝わってくる。

また、「どこで何が釣れているか」をセットで尋ねるケースも多く、釣果情報が釣り場や仕掛け選びの起点になっていることも特徴だ。釣具店は、釣り人にとって最も身近な釣果情報源として、重要な役割を担っているようだ。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみた旬の魚を釣るなら釣具屋で情報収集(提供:週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太)

ランキング外だが印象的だった質問

ランキング外には、思わず笑ってしまうような質問もいくつか見られた。「店員さんって釣り好きなんですか」「最近釣り行ってますか」といった声からは、商品や釣果以前に、スタッフ本人への素朴な興味が向けられていることが分かる。

特に多かったのが、「お姉さんも釣りするんですか」「お兄ちゃんは釣りするの?」といった質問だ。釣具店スタッフが、釣り人の先輩や相談相手として見られていることが伝わってくる。

そのほか、「虫エサ10gって何匹くらい?」「食べられない魚を釣って面白い?」といった独特な切り口の質問や、スタッフに対して「最近釣れた?」と逆に尋ねる声もあった。こうしたやり取りからは、釣具店が自然な会話が生まれる場であることが感じられる。

質問は釣りの入口でもある

今回のアンケートからは、釣具店が釣り人にとって身近な相談窓口であることが改めて浮き彫りになった。釣果情報をはじめ、釣り場や道具、仕掛けまで、釣行前の迷いを解消するために多くの質問が店頭に集まっている。

なかでも「今、何が釣れているか」という問いが最も多かった点は印象的だ。
その一言には、釣りに行く前の期待や、「今日は釣りたい」という率直な気持ちが詰まっている。

初心者の相談や、思わずクスッとする質問も含め、釣具店は誰もが気軽に立ち寄れる釣りの入口であり続けている。日々交わされる質問の積み重ねが、釣り人と釣具店をつなぐ大切なコミュニケーションになっているようだ。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみたお客様から最も多く聞かれる質問TOP3を教えて(提供:TSURINEWS編集部・藤田)

釣りの情報収集に役立つ「釣具のポイントアプリ」

釣具のポイントが展開する公式アプリは、釣行にまつわる情報をまとめてチェックできるツール。釣果情報や買い物機能だけでなく、釣り人同士の交流にも対応しており、日々の釣りを支える存在となっている。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみた釣り人の味方「釣具のポイントアプリ」(提供:釣具のポイント)

釣りコミュニティ

釣果や釣行内容を投稿・閲覧できるコミュニティ機能を備えている。実際の釣果写真やコメントを見ることで、現場の状況を把握しやすく、次回釣行のヒントを得られることも多い。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみたコミュニティで情報を交換(提供:釣具のポイント)

釣り情報

公式アプリでは、全国の釣果情報や各店舗のブログを一覧で確認できる。釣り場情報や遊漁船情報、タイドグラフなどもまとめてチェックでき、釣行前の情報整理に役立つ。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみた釣りに必要な情報を入手できる(提供:釣具のポイント)

公式オンラインストア

釣具のポイント公式オンラインストアと連携しており、アプリから商品購入が可能。店舗とオンラインを併用しながら、状況に応じた買い物がしやすい。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみた手軽に釣具を購入できる(提供:釣具のポイント)

アプリクーポン

アプリ利用者向けのクーポンが配信されることもあり、釣具をお得に購入できる機会が用意されている。消耗品の補充などにも活用しやすい。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみたお得なアプリクーポンも見逃せない(提供:釣具のポイント)

読むコンテンツ

TSURINEWSの記事をアプリ内で読むことができ、釣果情報やノウハウ記事、企画コンテンツまでまとめてチェック可能。移動中や空き時間の情報収集にも向いている。

「釣具屋で一番多い質問はやっぱりアレだった?」 全国の釣具店スタッフ200人に聞いてみたTSURINEWSの記事も読める(提供:釣具のポイント)

釣行準備から情報収集、買い物までを一括で管理できる釣具のポイント公式アプリ。日常的に釣りを楽しむ人にとって、使い勝手のよいツールといえるだろう。

<藤田浩平/TSURINEWS編集部>

さらに求人情報を見る