山陰や若狭では昔からマイカ(ケンサキイカ)の夜釣りがさかん。最近は昔からの釣り方だけでなくより手軽にたくさん釣れる『イカメタル』という釣り方が主流になりつつあります。イカの中でも高級なマイカを楽しく釣って美味しくいただきましょう!
シロイカ?アカイカ?
マイカとはケンサキイカのことで、若狭、山陰地方ではマイカやシロイカと呼ばれ、太平洋側ではアカイカやマルイカなどとよばれています。
日本海側と太平洋側で若干体型がちがうようです。
どれも同じケンサキイカなのですが産卵時期や分布による個体差があり、とくに北九州や山陰地方などの日本海産は美味しいといわれていて人気があります。
身はやわらかくすっきりとした甘みがあるのが特長で、ヤリイカやアオリイカとともに高級なイカです。
ナマリスッテでアタリをとって掛けて釣る
イカ釣りといえば昔からあるのが重いオモリをつけ、スッテという疑似餌を何個もつけておとし、電動リールで巻き上げると何杯も釣れるという釣り方がメインでした。
ここ数年ではナマリスッテという重いスッテを1個つけ、竿先でイカのアタリをとるイカメタルという釣り方が大人気となっています。
従来の釣り方と大きく違うのは、イカのアタリをアワセて掛けて釣るところで、『釣れた』というより『釣った』という感覚がより味わえ、なにより手軽なところも人気の理由です。
季節は初夏から秋にかけての夜
山陰や若狭小浜では6月中旬から11月ごろまで船の夜釣りが盛んで、とくに夏場は多くの釣り人でにぎわいます。
漁場に到着すると船にライトが煌々と照らされるので光にプランクトンが集まり、それを食べる小魚が集まります。
さらに小魚を捕食するイカや魚も集まってくるのでそこに仕掛けを落として釣ります。
ライトが照らされて時間がたつとだんだんタナ(魚がいる層)が上がってかなり浅いところでも釣れるようになり、いい時では1人で100杯以上釣る方もいます。
舞鶴、小浜は釣り船もたくさんあり激熱!
舞鶴や宮津、小浜湾などでは釣り船がたくさんあり、沖に出るとライトを照らしたイカ釣り船があちこちに見え海上はにぎわっています。
最近はナマリスッテで釣る『イカメタル』ブームで船もたくさん増えており、インターネットや釣り情報誌などで情報を集められます。
タックルも他の釣具で使えるものが多く、レンタルできる船もあります。
7月、8月になると数が釣れ、初心者でも釣りやすくなるので夏の夕涼みに是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!?