「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】

横浜の渡辺釣船店から東京湾バチコンアジングに出かけた筆者。25cm級アジの入れ食いを堪能。釣り友2名との釣行模様をレポートする。

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(アイキャッチ画像提供:渡邉長士)

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オフショア ソルトルアー

東京湾でバチコンアジング

近年注目を集めている新しいアジ釣りがバチコンアジング。マアジをルアーで狙うアジングのひとつだが、一般的なアジングは堤防などから横方向に投げて攻めるのに対し、バチコンは船から縦方向に攻める。

東京湾ではLTアジ船に同船するスタイルが主流で、バチコンが可能な船宿も徐々に増えており人気が高まっている。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】東京湾のバチコンアジングで仕留めた1尾(提供:渡邉長士)

魅力

バチコンの魅力は手軽さとゲーム性。浅場ではオモリが10〜15号と軽いため使うタックルはライト。アジの引きがダイレクトに楽しめ、コマセや虫エサなども使わずクリーンに楽しめる。東京湾では日中の釣りになるため手軽に楽しめるものの、少しの違いで釣果に差が出るゲーム性の高さも魅力だ。

渡辺釣船店で釣行

そのバチコンアジングを楽しみに新山下から出船する渡辺釣船店に向かった。同船宿はバチコンにいち早く取り組み、東京湾バチコンのパイオニア的な存在。スタッフも親切丁寧で毎回快適に釣りができる船宿だ。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】渡辺釣船店(提供:渡邉長士)

釣行日は12月5日。午前船は6時30分までに受付を済ませ、店のすぐ奥にある出船場所から7時に出船。この日のメンバーは釣り具メーカー勤務の松井さんとバチコンが2回目の髙橋華恵さん(華ちゃん)の3人。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】いざ出船(提供:渡邉長士)

釣り座

乗客は12人ほどで、バチコンは私たちだけとコマセ釣りが多数。釣り座は左舷前方で、コマセが多いと群れも集まりやすいためバチコンにも好都合だ。

ベイブリッジ下で釣りスタート

出船するとわずか5分ほどで横浜ベイブリッジ下のポイントに到着。水深は約15mで船長の指示ダナは底から2〜3m。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】ポイントへ到着(提供:渡邉長士)

タックル&仕掛け

使用するタックルはロッドが6.9ftのバチコン専用ロッドでリールはスピニングの2000番。ラインはPE0.4号にフロロカーボン1.5号のリーダーを約1m結び、0.5gのジグヘッドを結束。

仕掛けは “逆ダン”と呼ばれる胴付き仕掛けに似たもので、捨て糸をリーダーに8〜10回ほど編み込む。こうすると編み込み部は完全に固定されず、エダス部の長さを自由に変えることができる。

捨て糸はフロロカーボン1.2号を約1.5mでオモリに近い部分に、根ズレ対策でフロロカーボン2.5号を20cmほど結束。オモリは15号をセットし、ジグヘッドにセットするワームはややファットな2.3インチ。エダス部は15cmほどの長さにした。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】タックル図(提供:渡邉長士)

 

底から2〜3mでアジがヒット

船長の合図で仕掛けを投入。オモリが着底したら張らず緩めずの状態で数秒待ち、アタリがあれば即アワセが基本。アタリがなければアクションをくわえていく。細かくツンツンとロッドアクションさせながら少しずつ上昇させたり、オモリが着底した状態でシェイクするなどがある。

時には何もアクションをくわえない“ステイ”が効くこともある。オモリが着底後、上昇アクションをしていると1mほど上げたところで最初のアタリ。すると次は松井さんがアタリを捉えてヒット。上がってきたのは23cmほどの本命。体高があり脂が乗っていそうなマアジだ。

ヒットの状況を聞くと、やはり底からオモリを50cmほど浮かせたところでアタリが出たとのこと。捨て糸は約1.5mのため、船長の指示ダナの通り底から2〜3mでアタリが出ている。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】松井さんに良型アジがヒット(提供:渡邉長士)

フワフワ誘いでアタリ継続

バチコン初心者の華ちゃんもオモリを少し浮かせてフワフワと動かしているとヒット。こちらも同サイズの本命。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】順調に数を伸ばす髙橋華恵さん(提供:渡邉長士)

同じ釣り方で松井さんが5尾ほど、華ちゃんも3尾ほどキャッチしたものの、私はノーヒット。3人とも同じように釣りをしていても差が出てしまうのがバチコンの面白さでもあり怖さでもある。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】良型も混ざる(提供:渡邉長士)

ワームのカラーを変え、様々なアクションを試しているとようやく私にもヒット。同サイズの本命をキャッチし内心ホッと一息。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】筆者もアジをキャッチ(提供:渡邉長士)

その後は3人ともポツポツとヒットさせていき、30〜40cmのイシモチも数尾混じった。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】イシモチも釣れた(提供:渡邉長士)

残り時間が1時間ほどになった頃にポイントを移動する。ここまでの釣果は松井さんが約15尾、華ちゃんと私が約10尾といったところ。

ポイント移動で良型連発

本牧のC突堤とD突堤の間にあるコの字状の場所でリスタートすると3人ともアタリが続き、トリプルヒットが何度もあるほど。サイズも25cmほどで丸々と太っているので重量感のある引きが楽しめる。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】アジのトリプルヒットも(提供:渡邉長士)

松井さんの釣り方は大きめに動かしたあと、再度オモリが着底した直後にアタリがよく出ていて、華ちゃんはステイを長めにしているとグンっとロッドが入るアタリが多い。

私は小刻みにアクションを入れながらゆっくり上昇させる途中にアタリが出ている。タイムアップまでアタリが途切れることがなく、最終的に松井さんが約40尾、華ちゃんと私が約30尾という結果だった。

午後船にも乗船

予定では午前船のみだったが、後半の釣れっぷりに松井さんと午後も乗船。先ほどまでいた本牧のポイントからスタートすると順調にアタリが続き、残り30分はベイブリッジ下に移動し、午後の部は松井さんが約50尾、私が35尾という結果だった。

今後の展望

バチコンはテクニカルで難しい面もあるが、今回の華ちゃんのように入門者でも数釣りが楽しめる手軽さもある。東京湾では一年中狙えるため、これから釣り物が少なくなる冬にもおすすめだ。ぜひ東京湾の脂が乗った美味しいアジをバチコンで狙ってみて欲しい。

「東京湾バチコンアジングが面白い!」25cm級アジの入れ食いを堪能【渡辺釣船店】バチコンアジングは冬もおすすめ(提供:渡邉長士)

<渡邉長士/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
渡辺釣船店
出船場所:渡辺釣船店乗船場

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