今年も秋の数釣りシーズンに入ったようだ。前回ツ抜けできたので、やっと愛知県の常滑港にも秋到来。11月14日に再釣行したので報告しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・中村輝夫(日間賀島波止釣友会))
常滑港でウキダンゴ釣り
午前8時、駐車場に到着すると平日にもかかわらず車が多くて驚いた。マゴチやマダカなどが釣れており、ルアーマンが大勢来ているとのこと。けれど8時を回るとほぼほぼ帰るらしい。
荷物をカートに乗せていると、数人がこちらに向かって帰って来る。すれ違いざまにあいさつしながらポイントへ向かおう。
ポイント図(提供:週刊つりニュース中部版APC・中村輝夫(日間賀島波止釣友会))釣行開始
8分で今回のポイントに到着。先端にルアーマンが6人いるが、私の入るポイントには誰もいなかったので、釣り座を構える。まずはコマセ作りからスタートしよう。
マルキユーのウキダンゴXをベースに、細引きさなぎとチヌスパイスを混ぜ合わせ、濁りオカラ、アミエビ1kg、激荒半分を追加して満遍なくかき混ぜる。アミエビと激荒が全体に回ればOK。パサパサしているときは海水で調整する。
付けエサはマルキユーのくわせオキアミ食い込みイエロー、激荒のコーンだ。
当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・中村輝夫(日間賀島波止釣友会))ファーストヒットはハゼ
ダンゴを8個先打ちしてステージを作ってからタックルを準備する。当日の潮は長潮で、干潮は7時28分。上げ潮に入っている時間帯だが、流れは緩い。クロダイがエサを食べやすい流れだ。コマセが効いていれば今が時合いだろう。
深いポイントなのでタナ合わせに7投を要したが、これでステージが出来たはずだ。オキアミをハリに通し、ダンゴを握って1投目を投入。
やがてダンゴが割れてウキが定位置に到達、右へゆっくり流れたときにスーッとウキが入った。アワせると、まずはハゼがしっかりハリをくわえていた。
当日の堤防風景(提供:週刊つりニュース中部版APC・中村輝夫(日間賀島波止釣友会))ゲストにヒガンフグ
次はフグがくるなと予想して投入。ウキがかすかに動く変なアタリだ。反射的にアワせると、やはりヒガンフグがしっかり掛かっていた。このフグを2、3匹釣るとチンタがきそうな予感がして仕方がない。朝方はこんなペースが多いようだ。
午前10時を回ったころからウキの動きが活発になってきた。ボラアタリが頻繁に出始めたが、その後はなかなかアタリが出ない。タナを変えては様子見。されど変化なし。
キビレ&クロダイを手中
そして午前11時になった途端、なぜかウキの動きが変わってきた。ボラアタリだと思うウキの動きだが、すでにダンゴは割れているはずなのに浮いてこない。
根掛かりかとゆっくりサオを上げると生命反応が伝わってきた。アワセを入れるとキビレがヒットしていた。
ボラアタリではなくキビレアタリか?同じようにウキが沈んだままになったところでアワせると、やはりキビレがヒット。キビレのヒットが続き、「クロダイよこい!」と念を送り込む。ここで出たアタリをアワせると本当にクロダイがヒット。予知能力があるんだと笑ってしまった。
38cmクロダイを追加
40分ほど入れ食いパターンで数を伸ばす。まさに秋の数釣りシーズン到来だ。ダンゴが割れて3〜4分、またしてもアタリだ。
間髪入れずにアワせると、当日最大級の引き込みでサオが曲がる。いい引き込みだ。パワーが違う。ボラか、クロダイかは分からないが……。
数十秒後、なんとか手前に来たことでクロダイだと確信。引き込みを楽しんでから浮かせた。差し出したタモに収まったクロダイは38cmとうれしいサイズだった。これが数匹交じるとうれしい。
最大はクロダイ38cm(提供:週刊つりニュース中部版APC・中村輝夫(日間賀島波止釣友会))30cmのグレがヒット
釣れると信じて投入すると、ダンゴアタリのすぐ後にいいアタリが出た。速攻アワセを入れると、振り上げたサオ先は頭上でピタリと止まる。これはまずまずサイズの合図だ。
しばらくいい引き込みだったがパワーはここまで。浮いてきたのは30cmのグレだった。気を取り直して再投入。「良型よこ〜い!」と叫びながらアワせるが、またしてもキビレがヒット。
最終釣果は39匹
アタリが連発してよく釣れたのでコマセが底をつき残り3投。1投目は30cm弱のクロダイがヒット。残り2投もクロダイがヒットして上がりクロダイに到達。コマセをきれいに使ってしまったので納竿とした。
最後に遊ばせてもらった堤防に海水を流してきれいにして終了した。写真撮影をと釣果を堤防に上げて数えると39匹。驚きの釣果だった。
当日の好釣果と使用した小物(提供:週刊つりニュース中部版APC・中村輝夫(日間賀島波止釣友会))
<週刊つりニュース中部版APC・中村輝夫(日間賀島波止釣友会)/TSURINEWS編>
常滑港

