マダコのエギ釣りは基本が簡単で、初心者や子ども、女性でも取り組みやすく、高級地ダコを狙うことができる。茨城(常磐沖)では10月から釣期に入り、日立、大洗、那珂湊、鹿島沖で活況を呈しており、年末にかけては成長した渡りダコも頻繁に姿を見せる。東京湾でも、マダコ釣りを再開する船宿も増えてきた。そこでそれぞれの釣り方を簡単にまとめた。
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必需品
釣り上げたマダコは、網目のネットに入れて海水を入れたオケへ。ファスナー付きの洗濯用ネットが便利。
洗濯ネットは必須(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)少しでも隙間が空いていると、知らぬうちに脱走していることが多いので、しっかりと口を縛る。スカリなどを使う場合は洗濯バサミなどでしっかりと口を閉じておく。
ネットに入れる(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)タコは水分を吸いやすく、クーラーの水氷に直接入れないこと。水っぽくなってしまうので、締めたあとは必ずビニール袋に入れよう。
締め方
知らない間にオケから逃げ出してしまうことが多いマダコ。釣ったらすぐに締めるというのもひとつ。イカなどと同様に、ハサミやナイフなどで目と目の間を刺す。体の色が変わったら締まった目安。締めたらすぐに前述の方法でクーラーへ。
目と目の間を刺し締める(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)調理方法
冷凍しても味が変わらず、さまざまな料理の食材にできるのが魅力。下処理法にもいろいろあるが、一例としては次の通り。
まずヌメリ取り。これは塩で揉むが、一度冷凍させて半解凍状態にすると断然取りやすい。また数が釣れたときは、ゆでずに小分けし、チャック付きのフリーザーパックに入れ、空気を抜いて冷凍すれば半年くらいは保存がきく。2週間以上経過すると、水洗いだけでもヌメリが簡単にとれる。また繊維が切れて軟らかくなり、どんな調理でも美味しく食べられる。
ゆで方
(1)塩もみ後のタコを沸騰したたっぷりの湯に足先から入れる
(2)ゆで時間は1kgのタコに対し1分半、2kgで2分半が目安。小型なら赤っぽく色が変わり足が丸まればOK
(3)ゆで上がり後、素早く水にさらして粗熱を取る
おすすめ料理:酢ダコ
材料・ゆでダコ500g、漬けダレ(酢400cc、砂糖カップ3分2、昆布10cm、塩大さじ1、正油少々、食紅少々)を鍋に入れてひと煮立ち。冷めた漬けダレに切り分けたタコを入れ、丸一日漬け込めばでき上がり。
酢はリンゴ酢などを使えばまろやかな味になる。もちろん食紅なしでも大丈夫。乱切りキュウリを混ぜてサラダ風にしても美味。
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

