何やら東京湾のタチウオが好調を維持しているとのこと。「これは行かない手はない!」ということで、10月27日に出かけてきました。釣行当日は反応こそ薄かったものの、ふたを開けていれば指4本2匹含む16匹を確保することに成功!釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
関東近郊の船タチウオ釣り
埼玉在住の筆者が数年前まで船タチウオ釣りをやろうとすると、東京湾(猿島沖~下浦沖)か、ちょい遠征して駿河湾夜釣りの2拓でいたのですが、近年鹿嶋から北の常磐海域という「新タチウオエリア」が出現。東京湾のタチウオシーズンがひと段落つく年明けには、釣具店には当たり前のように常磐海域専用のルアーコーナーが目立ちはじめます。
川崎の本家つり幸は朝4時開店(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)この海域ではお手軽でよりゲーム性の高いルアー(メタルジグ)でドラゴンが連発するとあって人気急上昇中。筆者も指4~5本の爆釣を経験してからというもの、船タチウオとしての比重はこちらに置き、毎年欠かずチェックしているのですが、今季は東京湾の猿島沖、走水沖(50~70m位)で好調が継続中とのこと。どちらかというとテンビン(エサ釣り)の方が好みの筆者、この期を逃すまいと出かけてきました。
LTアジも好調継続中!(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)タックル&釣り方
天秤タチウオ釣りのロッドは、専用竿がもちろん最適。なければタイラバ用、カワハギ用、タコ用等の8:2もしくは9:1の先調子で代用が可能。7:3でもできなくはないのですが、柔らかいとアクションがつけづらいのでお勧めはできません。
オモリは80号で統一(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)リールはPEライン2号以下を巻いた手巻き、電動のどちらでもOK!なのですが、活性が低いと(反応べた底)手巻きではかなり辛いので、持っているなら電動がおすすめ。
当日は手巻きで挑戦
因みに筆者は、タチウオ用に最適な小型電動リールを修理に出していて、戻ってきたら行こうと思っていたのですがなかなか戻ってこず。というわけで、修理完了が待ちきれず手巻きでトライ。
鮮度が落ちないようエサのおかわりは少なめで(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)結果、水深75mの走水沖のべた底反応の中、老体を駆使する羽目になってしまいました(涙)。
つり幸で釣行
当日お世話になったつり幸では、テンビンによるエサ釣りが主で、この日19人の釣り人のうちルアー組は3名でした。出船前には仲乗りさんによるエサ釣りのレクチャーあり。取り込みの説明に続き、「船長の指示ダナはまもるように」「慣れていなければゆっくりでいいからしっかりアクションつけて上へ誘って」。要は指示ダナの中でしっかり誘って、ということです。
エサはちょい長めのコノシロ(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)更に2点ほど付け加えると、「丁寧なエサ付け」と「周りが釣れていなければ回収しエサを確認」。アタリを感じなくとも、知らぬ間にエサが取られていたり、ハリスが切られていたりなんていうことがよくあるんです。
猿島沖は不発
朝4時に受付開始(&席確保)の6時50分出船。基本料金には氷ブロック1つと仕掛け1組がサービスされ(追加購入は1つ500円)、エサのコノシロは乗船料金に含まれます。4時半頃に到着し、受付を済ませると、船は定刻通りに出船。1時間程走って8時に猿島沖に到着。
しかし、底付近で反応はあるらしいのですが船中誰もあたらず。やがて船団は走水方面へ移動していきます。
走水沖でタチウオヒット
水深75m、底から2m。反応は引き続き薄いということで「これは今日一日厳しいかな」と初めは思うも、このポイントでは意外とアタリは出て、船中ポツポツと釣れだす。
このサイズがこの日のアベレージ(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)筆者も立て続けに2匹を確保。ホッとするも……水深75mでべた底という、手巻きには別の意味で厳しい釣りに突入!

