長崎県野母崎沖・三ツ瀬で「ハイパーマエウチゲーム」を実践。短竿を駆使して立ち木周りを攻略し、良型アカハタを次々にキャッチした。ベラの猛攻をかわしながら、本命を手中にするまでの一日をレポートする。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース西部版APC・鶴原修）
TSURINEWS編集部
三ツ瀬でマエウチゲーム
ハイパーマエウチゲームを楽しみに長崎県野母崎沖の三ツ瀬へ釣行した9月6日、渡船の照三丸には数日前に長手瀬を予約。当日午前5時45分に出船、ベタナギの海を軽快に走らせ長手瀬に到着。
私は熱中症対策としてパラソルを設置。友だちはワームを使ったロックフィッシュ狙いでタックルを組み、高三ツ瀬との水道の釣り場へと向かった。
釣り場略図（提供：週刊つりニュース西部版APC・鶴原修）使用タックルと仕掛け
今回使うロッドは、ハイパーマエウチ専用ロッドのHMG MH‐300だ。ショートタイプで小さなアタリも取れる先調子、バットは張りがあるため根掛かりの回収率も高く、不意の大物にも対応できるロッド。どんな大物がヒットするのか楽しみだ。
タックル図（提供：週刊つりニュース西部版APC・鶴原修）
仕掛けはいたって簡単、リーダーにシンカーを通し、管付きのチヌバリを結ぶだけだ。今回もサバの切り身をエサにまず7gのシンカーで狙ってみる。
仕掛けはシンプル（提供：週刊つりニュース西部版APC・鶴原修）ファーストヒットはベラ
1投目からシンカーが着底と同時、目で分かるサオ先にアタリが。少し送り込みアワセを入れると南国特有の変わった色のベラが顔をだした。
次もベラで「あれ、友だちはワームで1投1尾、本命のアカハタをヒットさせているのに(私には)エサ取り？」
アカハタを手中
3尾ベラを釣った後のアタリは「おっこれはアカハタかも？引きが違う。」先ほどのベラよりはるかに引きが強く、なかなか底を切れず浮く気配がない。
やっぱり根魚の強い引き味のやり取りは楽しい。ロッドを目いっぱい曲げぶり上げたアカハタは30cmオーバー。その後も25cm以下のアカハタはリリースしながらスカリに良型をキープ。次はシンカーを14gにアップさせ、さらに沖を狙う。
34cmアカハタを追加
潮は満潮から下げに入り、この日は活性が今イチのようだ。ワームでもアタリが遠のいたのを機に休憩をしながら、次は港向きの先端に行ってみる。潮も引き、本命ポイントへ行けたので、毎回アタリの多い水道の穴を狙ってみる。すると、面白いようにアタリがあり、32、33cmのアカハタが連チャンでヒット。
友だちも「ハイパーマエウチやってみたい！」とのことで、一応狙い方だけ教えるとサオ先を強引に海中に引き込むアタリに大興奮。
やり取りもルアーロッドと違い折れんばかりにぶり曲がるのでどうしていいのか分からず一度は根に張り付かれたが無事粘り勝ち。これまた34cmの良型アカハタだ。
キャッチした34cmアカハタ（提供：週刊つりニュース西部版APC・鶴原修）アカハタでクーラーが賑やかに
その後も納竿の午後4時までハイパーマエウチゲームを楽しみ、クーラーはアカハタで賑やかになった。ついこの前までワームを使ってロックフィッシュを狙っていたが、このロッドを使ってチヌのマエウチ釣りのように根魚を狙う釣り方もめっちゃハマる、また行こう。
＜週刊つりニュース西部版APC・鶴原修／TSURINEWS編＞
