ヘラブナ釣りと聞いて皆さんはどのようなイメージを思い浮かべるだろうか。仕掛けやエサが難しそう、どうやって釣るのか分からない、そんなイメージを持っているのではないだろうか。ここではヘラブナ釣りをやったことがない初心者向けに仕掛けや釣り方などを解説する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 戸松慶輔)
エサの準備をして実釣開始
さて、ヘラブナのエサを作るときに大切になるのが粉エサと水の割合だ。さまざまなブレンド例があるものの、状況に応じて細かく変わってしまうため、まずは1種類のみで完結するエサか、2種類を混ぜるエサでのスタートをおすすめしたい。
マルキユーのエサ(提供:週刊つりニュース中部版 戸松慶輔)どこでも手に入りやすいのがマルキユーのエサで、単品使いならパウダーベイトヘラがおすすめで、カップ4杯に対して水1杯。私がよく使用するのがガッテンとコウテン、それぞれをカップ2杯に対して水1杯というブレンドだ。
水がナジむように混ぜる(提供:週刊つりニュース中部版 戸松慶輔)これらのエサをボウルに入れて最後に水を追加したら、指を立てて熊手状の形を作る。そして全体に水がナジむように混ぜると、ヘラブナ釣りのダンゴエサが完成する。
エサを付ける
まずはハリにダンゴエサを付ける必要がある。しかしこのエサ付けが一番難しく、すぐに崩れてしまうため要注意だ。崩れないようにギュッと指先で押しつぶすように丸めようとしてしまいがちだが、強く握れば握るほど崩れてしまう。
大きさは人差し指の頭くらいになるようにする。親指と人差し指、中指の側面を使って外側を丸く整えるように軽く圧をかけ、少しずつ指で転がしながら外を整えていくとうまく作れるようになる。
押し込みと引き抜きがある(提供:週刊つりニュース中部版 戸松慶輔)エサの付け方には押し込みと引き抜きの2種類がある。初心者におすすめされているのが、エサの上からハリを押し込んでダンゴに埋めた後に、空いた穴を指で押さえる押し込み。ただ押し込みはエサが抜けやすくなる傾向があるため、初心者にこそ引き抜きでのエサ付けをおすすめしたい。
引き抜きは完成したダンゴにハリを置いて親指で押さえてから、ハリがエサの中央にくるようにハリスを引っ張って埋めていく。最後にダンゴの形を整えるというエサの付け方だ。
左手で次のエサをこねる(提供:週刊つりニュース中部版 戸松慶輔)最初はエサが落ちやすく苦労するかもしれないが、ここは慣れていくしかない。エサが付けられたら、サオ先を前に倒してブランコの要領でエサを前方に振り込む。このときエサが暴れてしまうとすぐに落ちてしまうので、エサが付いたハリを優しく水面に落とすイメージでやってみよう。
エサを打ち込んでヘラブナを寄せる
ヘラブナ釣りはエサをどんどんテンポよく入れていき、ヘラブナをその場に寄せるのが大切だ。そのためなるべく同じ場所にエサが落ちるように狙っていきたい。
決してハードルは高くない(提供:週刊つりニュース中部版 戸松慶輔)エサを入れてから先程のエサ落ちが出てきたらすでにエサが落ちてしまった証拠。長くても1分も待てばエサはついていない。回収して再度エサ付けと振り込みを行っていこう。
<週刊つりニュース中部版 戸松慶輔/TSURINEWS編>

