8月16日(土)、夕マヅメに東京都品川区勝島にある勝島運河でハゼ釣りを楽しんだ。夕方からマハゼが高活性を見せ、6〜11cm級が次々とヒット。最大34尾を釣り上げる好釣果となった。H鋼の際や護岸沿いを狙ったウキ釣りが効果的で、葬儀場下や北端のポイントでアタリが連発した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)
勝島運河でハゼ釣り
16時過ぎ、運河の終点である南端のどん詰まりに到着。水際の水上でポンプ場の工事がおこなわれており、巨大な囲いが目立つ。
勝島運河の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)首都高1号線下の海岸通り沿いは親水護岸になっており、遊歩道(品川区花海道)が設けられている。工事の囲いが親水護岸に面している区間のみ日陰になっており、風も抜けるため暑さは感じられない。
囲いの土台になっているH鋼の橋台と護岸に挟まれた細長い狭間空間には大きなボラの群れが見られたので、ハゼも期待して竿を出すことにした。
使用タックル
タックルは3.2mのカーボン製渓流竿にミチイト0.8号を竿いっぱいに結ぶ。ハリはソデ3号でハリス0.4号7cmを丸カンで接続。ウキは軸付きセル玉8mmをゴム管止めした下に、中通しセル玉5mmを1個付けて板オモリですべてのウキがゆっくりと沈むように浮力を調整。
水深に応じてトップのウキが水面下5~10cmの位置にあるようにする。エサはホタテの貝柱を5mm角くらいにちぎって、ハリ先に数本束ねるように付ける。
きれいなマハゼヒット
まず、オンドマリになっている葬儀場下から探ってみる。H鋼の付け根が小深く水深1.5mある。H鋼スレスレにエサを落とすと、すぐにウキが動く。ゆっくりと沈んでいくウキがフワッと上昇したかと思えば、すぐに水中深く消し込まれた。少し間をおいて聞きアワせると、竿先からプルプルッとしたシグナルが伝わる。
きれいな魚が釣れた(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)竿を立てて静かに抜き上げると、8cmのマハゼが水面を割って登場し幸先がいい。次はオモリの着底と同時に竿先から絞り込まれ、橋台の下に向かって走る。やりとりして上がってきたのは10cmのきれいな同魚。大きな口を一文字に結んでどんぐり眼をしたひょうきんな容姿がとても愛らしい。
その後も着底後のアタリを取ると8cm前後のマハゼが竿を曲げ、小気味いい引きを堪能。やがて6cm前後の小型のエサ取りが多くなり、忘れたころに釣れるといった程度になってしまう。
高活性で34尾手中
そこで17時30分過ぎ、水面が開けた運河の北端に移動。潮が上がり始めたのか流れが出てきてウキが止まらなくなる。アタリが取りづらいのでオモリを軽くしてウキの頭を出した流し釣りに変更する。
ヘチの隙間で好反応(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)ウキ下2mで広範囲に流すと、狭間空間の入口の護岸際でアタりだす。活性は高いようで、投入直後のひったくるようなアタリを取っていくとよくハリ掛かりした。
ウキが見えなくなるまで引きを十分堪能し、6~11cmの大小マハゼが34尾の釣果で納竿。帰り支度をしていると、夜釣りに来たシーバス釣りの人に声をかけられ、9月に入ると青イソメエサで良型が数釣りできるとのこと。またポイントは下流の鮫洲もいいとのことなので、今度出かけてみたい。近くに公衆トイレ、コンビニあり。
<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>
勝島運河

