連日のように酷暑が続くなか、それでもカヤックフィッシングに行かずにはいられないホビーカヤック乗り3人で、ちょっぴり遠征してきました。舞台は静岡県の西伊豆。ロックフィッシュをメインに青物やマダイにも期待しつつ、キレイな海で楽しんだグループ釣行の模様をお届けします。
【あなたの釣りライフが変わる!『カヤックフィッシング特集』を読む】
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福永正博)
グループカヤック釣行の魅力
カヤックフィッシングに複数人で行くデメリットといえば、寝坊やドタキャンで信頼関係にヒビが入る可能性くらいでしょうか。その一方、カヤックフィッシングに複数人で行くメリットは釣果面・安全面で数多くありますのでご紹介しましょう。
神奈川の三浦海岸にて(提供:TSURINEWSライター・福永正博)出艇困難な場所から出艇できる
駐車場やトイレがあってカヤックフィッシングもOKなのに、急な斜面や階段などがあり出艇が大変な場所は数多くあります。そのような、1人では出艇をあきらめてしまうような場所でも、3人もいればたいていの障害は乗り越えることができます。
出艇困難な土手や階段(提供:TSURINEWSライター・福永正博)写真や動画を撮ってもらえる
魚釣りにおける楽しみの1つが、記念や証明としての写真や動画の撮影です。ですが、単独のカヤックフィッシングでは、どうしてもワンパターンな一人称のアングルになりがち。長いアームなどを利用しても限度がありますからね。
カヤック乗り同士で撮影しあうことができれば、1人では不可能な構図の素敵な写真や動画が撮れます。記録級のメモリアルフィッシュが釣れた際に、自分が魚を誇らしげに抱えている写真を残せたら最高ですよね。
仲間がいれば写真を撮ってもらえる(提供:TSURINEWSライター・福永正博)情報の共有やアドバイス
同じ場所から出艇しても、各人で狙うポイントや水深、ルアー・仕掛けは異なります。グループ釣行ならば、手分けして魚を釣るヒントを探し、情報を共有することで全員の釣果をアップさせることができます。
全員で固まってワイワイ釣るのも楽しいですが、釣果アップを狙うならある程度離れて釣るのも良策でしょう。「オレが釣った!」という魚も良いですが、チームワークで釣り上げた魚もきっと心に残りますよ。
各自の判断でヒットポイントを探る(提供:TSURINEWSライター・福永正博)もしもの時にも安心
万が一トラブルが起きた時のことを考えると、助けてくれる仲間がいた方が100倍安心です。足漕ぎカヤックの場合、ドライブ(駆動装置)が不具合を起こしてもパドルを使って帰還できますが、悪いことが重なって想定外の事態が発生することもあり得ますからね。
カヤックに乗る際には、長めのロープを1本積んでおくことを強く推奨します。たとえ100円のロープでも、人命救助に役立つことがありますよ。
体験の共有
「苦労も感動も共有でき、共通の思い出として記憶に残る」、これこそがグループ釣行のもっとも大きなメリットかもしれません。たとえ写真に残っていなくても、「あの時は〇〇だったよね」と振り返ることができる仲間がいるのは、とっても素敵なことです。
使用したホビーカヤック紹介
それでは最後に、今回使用したカヤック3艇をご紹介しておきます。
ホビーカヤック・パスポート10.5
筆者も以前乗っていたパスポート10.5ですが、現在はモデルチェンジしてパスポート10.5Rに進化しています。現行の「R」は、ほかのモデルと同様のロトモールド(回転成形)製法となり、上下単一カラーやカモフラージュカラーがラインナップされました。
また、キックアップフィンが標準装備になった点も大きな変更点で、よりアクティブな釣行を可能にしています。位置付けとしては、シンプルな装備と導入しやすい価格が魅力のエントリーモデルといえますね。
ホビーカヤック・パスポート10.5(提供:TSURINEWSライター・福永正博)ホビーカヤック・コンパス
ホビーカヤックのラインナップ中では、パスポートシリーズと同様にエントリーモデルの位置付けのコンパスですが、その実力はあなどれません。
安定感抜群の幅広な船体に、キュッと絞られた細身のバウ(船首)の組み合わせで、釣りのしやすさと走破性を両立しています。
また、前進・後進ともに可能なミラージュドライブを標準装備しているのに加え、自分好みにカスタマイズする楽しみがあるので、ベテランアングラーにもおすすめできるモデルです。
ホビーカヤック・コンパス(提供:TSURINEWSライター・福永正博)ホビーカヤック・アウトバック
筆者の愛艇です。パスポートやコンパスがシンプル装備のモデルとすれば、アウトバックは豪華装備のフィッシングカヤックといえます。
初場所であれやこれやとタックルを積んでいきたい時でも、積載スペースがたっぷりのアウトバックなら大丈夫です。大きなクーラーボックスを載せられるので、グループ釣行の際に仲間の魚を入れてあげることも可能ですよ。
ホビーカヤック・アウトバック(提供:TSURINEWSライター・福永正博)【あなたの釣りライフが変わる!『カヤックフィッシング特集』を読む】
<福永正博/TSURINEWSライター>

