6月下旬、東京湾で浅場のシロギス釣果が好調との情報を入手し、気温33℃の中で実釣取材を敢行した。初心者でも挑戦しやすい釣り物だが、船上で熱中症になると、船酔いも併発することが多い。熱中症警戒アラートが発表される中、大活躍したのが、業界最強クラスの送風力を誇る『Bulonchiファンバッテリー』だった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・河野)
江戸前の良型シロギスを狙う
今回は魚&水生生物専門のWEBメディア「サカナト」の編集担当である上野花音さんを招き、江戸前の良型シロギスを狙った。実釣日は6月下旬。この日は出船直後の午前7時でも気温が27℃を記録しており、非常に日差しが強い中での釣行となった。
様々な釣り物が楽しめる「林遊船」
当日お世話になったのは、千葉県の老舗船宿「林遊船」だ。最寄り駅は、都内からのアクセスも良好な「原木中山駅」。乗合に使用する大型船はもちろん、ルアー釣りに最適なプレジャーボートや、ハゼ釣り用の舟まで揃っており、関東エリアで人気の高い船宿である。
当日お世話になった林遊船(提供:TSURINEWS編集部・河野)良型シロギス連続キャッチ!
ポイントとなるアクアライン付近の浅場までは1時間ほど。今回はレンタルタックルを使用し、上野さんはシロギス釣り初挑戦ということで、扱いやすい1本針の胴付き仕掛けで臨んだ。
タックル図(提供:TSURINEWS編集部・河野)ポイントに到着すると、船長の工藤さんから「水深8mです!」とのアナウンスが入り、いよいよ実釣開始。上野さんは丁寧なレクチャーを受け、底を取ったあと、小突くように錘を動かして誘いを入れていく。
工藤船長から丁寧なレクチャーを受ける(提供:TSURINEWS編集部・河野)食わせの間をしっかり取ったタイミングで、狙い通りにヒット。「プルプルッ」とした明確な引きとともに上がってきたのは、20cm前半のシロギスだった。開始早々にコツを掴んだのか、次の1投ではサイズアップした良型のシロギスをキャッチした。
開始早々シロギスをキャッチする上野さん(提供:TSURINEWS編集部・河野)30℃越えの釣行で大活躍
午前9時を過ぎた頃には、気温がすでに30℃を超えていた。強い日差しの中、座っているだけでも汗が噴き出すようなタフな状況に。上野さんはたまらず空調ウェアとBulonchiファンバッテリーを取り出し、船上でセッティングを開始。着用してすぐ「服の中で風が循環していて、かなり涼しいです!」と感嘆していた。
船上でも簡単にセッティング可能(提供:TSURINEWS編集部・河野)Bulonchiは取り付け簡単
空調ウェアへの取り付けは非常に簡単だ。Bulonchiのファンは、空調ウェアの外側と内側の両方から回してはめ込むタイプ。左右にファンを取り付けたあと、バッテリーとケーブルをつなぎ、電源をオンにするだけで起動する。
ウェアの内外から回してはめ込む(提供:TSURINEWS編集部・河野)電源ボタンを2回押すと液晶に「24V」と表示され、さらに押すごとに28V→32V→36Vと段階的に風量を上げることができる。20V〜36Vの4段階調整が可能で、その日の状況に応じて使い分けられる。
電源をオンにするとしっかり膨らむ(提供:TSURINEWS編集部・河野)上野さんはこの日が初めての空調ウェア使用だったが、1分少々でセッティングを完了し、問題なく使用開始となった。
24Vのモードで実釣再開(提供:TSURINEWS編集部・河野)最大風量「36V」で暑さ知らず
実釣開始から3時間が経過し、気温は33℃に達した。暑さで半ばヘロヘロになっていた筆者とは対照的に、空調ウェアを着用した上野さんは集中力を維持。バッテリーのモードを最大風量「36V」に切り替え、暑さに負けず釣りを続けていった。
さらに暑くなったタイミングで36Vに変更(提供:TSURINEWS編集部・河野)バーチカルに落としてアタリがなければ、アンダーキャストで広範囲を探るなど、柔軟なアプローチでコンスタントに釣果を重ねていった。
ゲストでホウボウも飛び出す(提供:TSURINEWS編集部・河野)ダイソーのロッドでも挑戦
釣果が20匹を超えたタイミングで、上野さんはタックルを変更。取り出したのはダイソーの「穴釣り用ミニロッド」だった。
このロッドはグラスファイバー製でよく曲がるため、上級者には選ばれにくいが、短くて取り回しやすいことから初心者には扱いやすい。フッキングさえ決まれば、シロギスでも十分に楽しい引きを味わえる。
ダイソーの穴釣り用ミニロッド(提供:TSURINEWS編集部・河野)仕掛けをバーチカルに落として、小突きながら誘っていく。竿先が「ビビビッ」と大きく震えた瞬間に、上野さんは竿を大きく振り上げてフッキングに成功した。
大きく竿を振り上げてフッキング成功(提供:TSURINEWS編集部・河野)軽快な引きを楽しみつつ、20cm台のコンディションの良いシロギスを釣り上げた。
ダイソー穴釣りロッドでシロギスキャッチ(提供:TSURINEWS編集部・河野)炎天下でも快適
その後も順調に釣果を伸ばし、最終的に32匹を釣り上げて納竿となった。午前7時から午後1時までの比較的短い釣行だったが、強い日差しの中での釣りはやはり体力を消耗する。
それでも、Bulonchiファンバッテリーのおかげで熱中症にならず、暑さからくる船酔いも起きることなく、最後まで楽しく釣りを楽しむことができた。
夏場の釣りシーンで大活躍(提供:TSURINEWS編集部・河野)夏場の釣りは熱中症のリスクこそあるが、初心者でも挑戦しやすいターゲットが多い季節だ。釣り場では自身の体調を第一に考え、暑さに負けず安全に釣りを楽しんでほしい。
<河野陸/TSURINEWS編集部>
林遊船

都心からのアクセス抜群の江戸川放水路にある人気船宿です。名物である夏の手こぎボートによるハゼ釣りから、シーバスや青物を狙うルアー、初心者に人気のLTアジまで幅広く受け付けています。

