飛距離はソルトルアーにとって最大の武器だ。超遠投対応の【ハードコア ソニックブームSBミノー&SBショット】を使い、初夏の大型河川でシーバスを追った。
(アイキャッチ画像提供:デュエルフィールドスタッフ・平田展康)
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堰下に溜まるベイトを狙う
大野川、大分川ともに堰には魚道が設置されており、魚が上流へ遡上できるようになっている。堰下の白泡の下にはベイトとなる小魚が溜まり、シーバスがその小魚を狙って回遊する。
タックル図(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)白泡下だけでなく、本流の流れや反転流、ヨレなどにもルアーを投入していく。
魚道周辺もポイント(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)中流域でも潮位の影響がある
中流域でも潮の干満の影響を受ける。今回は下げ潮を狙った。理由は、潮位が下がることで魚のいるエリアが絞り込めるためだ。
潮位で釣る場所を絞り込む(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)河口でもウェーディングが可能に
河口の橋脚下も、潮位が下がるとウェーディングが可能となる。川の中央部近くにできる潮目にルアーが届くようになる。
川の中央部の流れに届く(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)堰下を狙って
数日前の降雨の影響に期待し、早朝から大野川中流域の堰下流で釣りを開始。夜間に遡上してきた小魚を追うシーバスを狙った。
中流域でも川幅が広く、中央部にできた本流の流れへルアーを通す必要がある。ここで遠投性能が大きなアドバンテージとなる。
大野川と大分川を、潮位に合わせて行き来したが、どこも川幅が広い。フルキャストする平田さんからは、「普通のルアーと同じ感覚で投げると、想像以上に飛ぶことがあります。飛行姿勢がいいので向かい風でもよく飛ぶし、ピンスポットも狙いやすいです」と、キャスト時の性能の高さについて話を聞くことができた。
夜間に遡上した小魚が溜まる(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)大野川河口部でナイトゲーム
深夜、大野川の河口部へ。橋下の明暗部を狙う。最干潮は午前3時ごろで、潮位はどんどん下がっていた。大潮2日目で、潮流の速度も速かった。
橋下の明暗を狙う(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)ソニックブームSBショット95Sでキャッチ!
午前0時ごろ、暗闇の中でリールのドラグ音が鳴り響いた。間もなく、安全に魚を取り込むため、明かりの下で抜き上げた。
キャッチしたのはヒラスズキ。ヒットルアーは、ソニックブームSBショット95Sのグローベリーチャートカラーだった。
ヒットカラーはグローベリーチャート(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)ゆっくり斜めに沈むように操作
ヒット時の状況について平田さんは「明暗の暗部に投入して、明るい場所に入った瞬間にドン!と来ました。ソニックブームSBショット95Sの頭をこちらに向かせて流すために、ゆっくり斜めに沈むように糸フケを少し出して操作していました」と話していた。
また、暗闇で橋脚に当たることもあるが、ボディに傷が入ってもインナーシートが輝きを失わず、キラキラと光っている点も、アドバンテージに感じていたという。
傷がついてもキラメキを失わない(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)大野川
ソニックブームSBミノー125Fでキャッチ
5月18日の朝、平田さんは大分川の堰の魚道下にアプローチ。ソニックブームSBミノー125Fのイワシカラーでシーバスをキャッチした。
イワシカラーも実績が高い(提供:デュエルフィールドスタッフ・平田展康)安全第一で釣りを楽しもう
リバーシーバスは、季節によってベイトの種類が変化するが、年間を通じて楽しめる釣りのひとつだ。これからの時期はベイトも増えて、特に面白くなる。
川を渡る場合は、装備を万全に整え、安全第一で釣り場に臨みたい。また、川底は滑りやすいため、ウェーダーの靴底はフェルトピンがおすすめだ。
万全の装備で釣りをしよう(提供:週刊つりニュース西部版編集部・立石)<立石寿栄/週刊つりニュース西部版編集部>
大分川

