何やら飯岡沖で大アジが大爆発しているそう!ジューシーなアジフライファンの筆者としてはこのチャンスを見過ごすわけにはいきません。アジ釣りで初めて目の当たりにした「クーラーのフタが閉まらない事件」をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
9時の時点でアジ30尾超え
9時が近づいたころ、この日初のポイント移動。移動中、桶に溜まった魚をクーラーボックスに移して数を数えると、アジがすでに30尾。サバ4尾、ハナダイ1尾。25cmのハナダイが小さく見えるほど、大アジでクーラーボックスが埋まっていきます。
「これはちょっとまずいかも」と思いつつも、LTタックルで大アジがダブル・トリプルで上がってくる釣りはあまりに面白く、竿を置く気にはなれません。
とはいえ、4つ目の4本針仕掛けが切られたところで、中古の3本針、やがて2本針、最後は1本針仕掛けで納竿時刻(11時)まで通しました。
ゲストのカサゴ(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)26リットルのクーラーボックスを持参した友人は、納竿時刻30分前に自主的に納竿しましたが、「クーラーボックスのフタが閉まらない」という、アジ釣りでは前代未聞の事件に遭遇(汗)。
筆者の横顔から発せられた「俺のクーラーに入れるな」というオーラに気づいたのか、最終的に氷を1つ減らして、何とかフタを強引に閉めていました(笑)
肝パンのウマズラハギが釣れる(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)最終結果
アジ56尾(うち30cmオーバーが約8割、最大40cm)、マサバ4尾、ゴマサバ5尾、ハナダイ1尾、ウマズラハギ1尾、カサゴ1尾。船長に数を聞かれた際、「60くらい」と答えてしまいましたが……ゲストを含めると60尾以上でした(汗)
船中ではイサキやメバルもポツポツと上がっていました。
最終釣果(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
マアジとマルアジ!?
釣りをしている最中は気づかなかったのですが、帰宅後に魚を捌いていると、マアジに混じってマルアジがいることに気づきました(実は先の大アジダブルの写真も、マアジとマルアジでした)。
一番上がマアジでその他がマルアジ(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)マルアジは東京湾では滅多に混じらないのですが、飯岡沖ではそこそこ混じるようです。マルアジの特徴を挙げると、
・マアジに比べて細長く、ぶつ切りにすると断面が丸い。これが「マルアジ」の由来。
・全体的にマアジよりも黒っぽく、部位によっては青っぽく見える。
・ゼイゴを尾から辿ると、カーブするあたりから極端に薄くなる。
・尾ビレのすぐ手前に「小離ビレ」と呼ばれる小さなヒレがある。
マアジとマルアジの違い(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)そしてマルアジの最大の特徴は、「食味がマアジに比べて劣る」ということ。鮮度が落ちやすく、やや水っぽさのある身のため、「飯岡沖で釣ったアジを刺身で食べたい」という場合は、両者をしっかり見分け、マアジを使って料理するのがおすすめです。
マルアジはフライがおすすめ
とはいえ、アジはアジ。しかも肉厚で食べ応え満点の大アジ!ということで、筆者のおすすめ料理はアジフライ。
マルアジのフライは絶品(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)下処理後に塩を振って浮き出た水分を拭き取り、水っぽさを軽減してから揚げるとさらに美味しくなります。タルタルソースをたっぷり添えて、我が家の家族には「アジフライ」とだけ伝えてマアジとマルアジを混ぜて出しましたが、3人とも違いには気づきませんでした。
筆者がすでに度数高めのハイボールでいい感じになっていた状態で食べ比べた感想は、
「マアジもマルアジも、アジフライは最高に美味い!」
釣って楽しく、食べて美味しい。お手軽なLTで狙う大アジ釣り、ぜひ釣れているうちに出かけてみてください!
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>


