釣り道具の持ち運びが大変…そんな悩みを解消するため、収納力と移動性を兼ね備えた「ランガン用折りたたみ椅子」を自作!ロッドやワームケースをまとめて装備し、釣り場での快適さを追求しました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)
釣り用折りたたみ椅子を自作
釣りをしていると、ついつい道具が増えてしまいますよね。ロッドにワーム、小物ケースなど、気がつけば荷物がいっぱい。でも、それらを持って移動するのは意外と大変です。それに、しゃがんだり座ったりしたくなる場面もけっこうあるんですよね。
今回は、そんな悩みを解消するために「釣り道具をひとまとめにできる折りたたみ椅子」を自作しました!
ポイントは、“どう使いたいか”を明確にイメージすること。それに合わせて設計すれば、釣り場での快適さがグンとアップします!
アジング用折りたたみ椅子(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)椅子の選定と改造コンセプト
折りたたみ椅子にはいろいろなサイズがあります。たたんだ状態で 20cm角〜50cm角 程度まで幅があり、かなり差がありますよね。
今回わたしが使うのは、一番ポピュラーな大きさの椅子。「座りやすくて軽い」のが気に入って選びました。
アジング大会に最適な仕様に
アジングの大会では、できるだけジグヘッドやワームの交換をせず、複数本のタックルで攻めたい。でも、道具が多いと移動が面倒になるのが悩み…。あとは糸の入水角の関係でしゃがみたいときもあります。
そこで考えたのが、必要な道具を1つにまとめてコンパクトに移動できる折りたたみ椅子の改造です。
必須アイテム
・ロッドスタンド ×2
・タモスタンド兼ロッドスタンド ×1
・すぐ使える位置のリーダー置き
・ジグヘッド&ワームケース入れ ×2
できれば欲しいアイテム
・フィッシュグリップホルダー ×1
・魚が数匹入る簡易クーラー
こだわりポイント
今回のDIYでこだわったところ、それは、出っ張る部分はすべて「片側の側面1面」にまとめることでした。
両面にいろいろと取り付けると…
・たたんで車に積むとき邪魔になる
・幅が出すぎて折りたたみ椅子の“手軽さ”が損なわれる
・移動時に引っかかったり、バランスが悪くなる
だからこそ、「片面だけで完結する配置」が理想なんです!
椅子のフレーム形状や、もともと空いている穴の位置なども活用しながら、極力コンパクトかつ効率的なレイアウトを意識して設計していきます。
椅子の隙間も有効活用(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)必要なパーツをそろえる
上記必要なものを取り付けるにあたって必要なもの
・タッピングビス ネジ等 各種各数
・幅50mm 3mm前後厚アルミ板
・スペーサー(プラ製のネジ用)
とくにアルミ板とスペーサーは超重要です!
スペーサーは複数種類あるとベスト(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)組み立てのポイント
折りたたみ椅子を広げてみてベースを設置。ロッドを椅子にセットした際に、座るのを邪魔しない角度とオフセット位置を確保するため、スペーサーで竿が垂直付近になるよう角度調整します。
ここが今回の最重要ポイント(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)幅5cmのアルミ板採用の理由
ベースに使うアルミ板は、幅5cmのものがとても使いやすくておすすめです。
50mmのアルミ板(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)このサイズを選んだのは、市販されているBMシリーズ(第一精工など)のロッドホルダーやカップホルダーが、ピッタリと取り付けられるからです。
ホルダーとの相性が良い(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)ホルダー等を取り付け
ワームケース入れはベースとロッドホルダーの隙間を利用して設置。
ワームケースも入る(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)反対側の椅子の穴の空間を活用して収納スペースに。
収納スペース(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)スペーサーをそのままリーダー入れとして活用!
リーダー入れ(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)
折りたたみ椅子の完成
これで、複数本のロッド・ジグヘッド・ワーム・小物類を「ひとつの椅子」にまとめて、移動もラクラク!釣り場での準備や交換作業も快適になります。
多機能な折りたたみ椅子の完成(提供:TSURINEWSライター・刀根秀行)<刀根秀行/TSURINEWSライター>


