釣りにガチなIT企業「bluecode株式会社」の休日釣行に密着。休日釣行の釣り物はなんと「クロマグロ」。鳥山を追い、最後の最後にビッグファイトを繰り広げた緊迫感のある釣行の様子をお伝えしていこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・河野)
鳥山を全速で追跡
実釣をスタートした後、複数回ポイント移動しつつ仕掛けを流すものの、魚探にはサバの反応ばかりで、クロマグロの「紐のような」反応は見られない。
魚探に映るサバの反応(提供:TSURINEWS編集部・河野)アタリもなく時間だけが経過していく中、10時ごろ1km程先に鳥山が発生しそうな気配が。これまで和やかだった船内の空気が一変。船を全速力で走らせ向かった。到着時には、鳥山は非常に大きくなっており、その中からひときわ大きな魚体が跳ねるのを目視できた。
大きくなった鳥山に全速力で向かう(提供:TSURINEWS編集部・河野)「クロマグロだ!」という声が上がるのと同時に、大急ぎで泳がせの仕掛けを投入。一同固唾を飲んで竿先とラインを見つめるが、鳥山がなくなるまでアタリはなかった。
その後も、鳥山を見つけては現地へ全速力で向かい仕掛けを流すということを繰り返していった。
待望のビッグヒット到来!
13時を過ぎ、鳥山も周囲に見えなくなったタイミングで、bluecode株式会社メンバーの方から「サバを釣ったポイントに戻ってラスト流します」とアナウンスがあり、船を移動。
ポイントに到着後、サバの反応がある水深の少し上あたりに仕掛けを当てるイメージでラインを350mほど流していく。
仕掛けを流し始めて20分程度経過したあたりで、とてつもないスピードでラインが出て、剛健なロッドが大きくしなった。「食った食った!」と声が掛かり、船内では一気に臨戦態勢に。待ちに待ったビッグヒットだ。
待ちに待ったビッグヒット(提供:TSURINEWS編集部・河野)クロマグロと死闘
ヒット後は意外とすんなりと巻いてくることができていたが、280mまで巻いたところで状況が一変。トルク全開で400mまで走られてしまった。それでも魚の動きに合わせ、船を旋回・前進させ、それを繰り返して250mまで再度巻き上げてくることができた。
格闘から15分が経ったタイミングでいきなり魚がへばりだし、チャンスが到来。210mから一気に120mまで巻き上げた。100mを切ると魚の首振りが感知でき、さらに35mまで上げてくることに成功。
このままランディングかと思われたが、そう甘くはない。トルクフルな動きで再び100mまで潜られてしまった。
壮絶なやり取りで疲労が溜まっていく(提供:TSURINEWS編集部・河野)魚体見えても攻防続く
格闘から40分が経ち、なんとか残り10mというところまで到達。時折、黒く輝く大きな魚体が海面に姿を現し、一同大興奮するとともに今日一番の緊張感が船内を包んだ。
ついに海面へ姿を現す(提供:TSURINEWS編集部・河野)ここまできてもクロマグロは粘りを見せる。ナイロンラインの伸びもあり、中々船に寄せることはできず、一進一退の攻防が30分程度続いた。

