東風に春の訪れを感じる3月7日。愛知県では早くも潮干狩りが解禁されて各地でにぎわいを見せる。そこで今回はハマグリを採取しようと愛知県蒲郡市の春日浦海岸へ向かった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤)

大型のカガミ貝出現
次第に潮が引いて水平線上に砂浜が浮かび上がる。少しずつ沖合に移動しながら掘り返すと、地中25cmの深さで熊手の刃先が貝殻に当たった。のぞき込むと蝶番(ちょうつがい)の一部が見える。期待しながら指先で引き抜こうとするがビクともしない。どれだけ巨大なのか見当もつかない。
周囲の砂ごと掘り返して取ったのはカガミ貝。灰色で、円形のような形状の殻に規則的な凹凸が並ぶ。マイナーな種類だが、江戸前の食材として知られている。砂抜きができないため砂袋を取り出す必要があるが、おいしい貝だ。

総重量3.6kgの大漁
その後もハマグリとカガミ貝を規定量になるまで採取して潮干狩りを満喫した。
貝殻で海を測る。今回はハマグリを求めて春日浦海岸へ向かった。結果、約50個のハマグリと約30個のカガミ貝合わせて3.6kg採取することができたので大満足だ。
ハマグリ採取のコツ
コツとしては、ハマグリが好むポイントを探して20cm以上深く掘ることだ。砂を熊手でひと掻きした後、さらにひと掻きしてほしい。サブターゲットのカガミ貝も江戸前の味が魅力的だ。

<週刊つりニュース中部版APC・波瀬金鉤/TSURINEWS編>
春日浦海岸