イカ好きマニアのリクエストを受けて、2月27日(木)に内房勝山の船宿から釣行した。先に結果を述べると、序盤の洲崎沖ではサバ攻撃に苦戦したが、中盤から狙った白浜沖では、40~45cm級の一荷もあり楽しめた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)

内房勝山からヤリイカ釣り
この日は菊池さん、原田さんと出港の1時間前に到着。船着き場に荷物を降ろしたら、船長の指示した場所に車を停めて、受付デスクで乗船票に記入。若女将とあいさつを交わして乗船手続き。
乗船者は私たちを含めて6人。左舷ミヨシから3人並んで座る。出船前に船長から「ツノは11cmを使ってください」との声かけがあって、定刻の6時に出港。南へ45分ほど走った洲崎沖水深180m前後の釣り場に到着。

序盤はサバに苦戦
海況は晴れ、北風4~5m、前日のウネリが残っていて、最大波高は約3m、潮色は澄んだ緑青色。房総半島に沿って北東に流れる真潮と呼ばれる潮流が、ゆったりと流れていた。

船をひと回り旋回させると、「はい、どうぞ。水深170m、海底から10m上まで探ってください」と投入OKの合図が出た。
仕掛けを投げ入れると、ひと流し目はサバに捕まった人が多く、10分ほどで移動のアナウンス。次投の水深190mで、左舷トモの菊池さんにアタリ。1番下のケイムラカラーに40cm級が乗ってきたが、相変わらずサバの攻撃が激しく、船長から「40分くらい走ります」と再移動。

本命ヤリイカダブルヒット
船は白浜沖方面を目指して走ると、8時に布良沖で減速。ここで反応を探すが見つからないのでさらに東へ移動。白間津沖で5隻ほどの船団が形成された釣り場に到着。9時に船長から、「水深177m、下から10mまで反応が出ています」とアナウンスのあと実釣再開。
すると、その1投目。オモリ着底と同時にズン、ズンと竿先に明確なシグナルが届く。手巻きでは大きな波のアップダウンに対応できない状況。最初から電動の中速で巻き上げ、大きな波が通過する時は合わせるように竿を上下させて、ミチイトが緩まないように操作する。
電動が止まると竿を横に置いて、すぐに中オモリから順に仕掛けをたぐると、海中から乳白色と薄茶色が混在する魚影が2つ見えてきた。
下から4番目に配置したピンクに40cm級、同2番目に配置したイエロー/ブラウンのゼブラ模様に30cm級の一荷。
