キザクラが誇る独自のウキ製法「AMR（アーマー）」が進化し、さらなる精度を追求した「PRO-AMR（プロアーマー）」が登場。強度・水中安定性・遠投性を高め、プロも納得の浮力精度を実現した。余浮力を極限まで削ぎ落とし、仕掛けのバランス調整がよりシビアなトーナメントでも自在な設定が可能に。本記事では、開発の背景や実釣でのメリットを詳しく解説する。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース西部版編集部・立石）
TSURINEWS編集部
キザクラ独自のウキ製法「プロアーマー」
「釣れるを作る」をスローガンにウキフカセ釣りをリードするキザクラ。永年の製造技術の進化の中で生まれたキザクラ独自のウキの製造技術「AMR（アーマー）製法」がさらに深化した「PRO-AMR（プロアーマー）」。
「強度・水中安定性・飛行安定性・遠投性を高め、プロがうなる浮力精度を実現する」。余浮力をそぎ落とし、ウキ単体での浮力設定が生まれた。
塗装重量・本体体積・つけエサの重さ・ハリの重量、ハリスの重さ、サルカンなど、様々な条件が重なるフカセ釣りにおいて、仕掛けの重量とウキの浮力の計算がよりシビアなトーナメントで、思い通りの設定を可能とする。
開発されたばかりのプロアーマーについて、キザクラの草野勝匡さんに製品特長や開発背景などを根掘り葉掘りと伺った。
プロアーマー開発への道のり
開発のきっかけは、トーナメンターから「他社メーカーのウキの0と比べて、キザクラ製品の0は余浮力の幅が広い」と改善の要望を受けたことです。
他社メーカーではウキを監修したプロごとに0規格がありますが、キザクラでは以前から当社ウキを愛用しているユーザーが使いやすいように、全製品で一定の規格を維持していました。
キザクラのウキには0と00の間に0シブがあり、この0シブが他社メーカーの0と同様の浮力帯の位置にあたります。新開発のウキを製作する際に、規格表示の重さのみを考慮した浮力設定を念頭に置き、開発が進められました。
プロたちの要望で誕生した（提供：キザクラ）プロアーマーの浮力の基準点
ウキに記載されたBや3B、0などの数字は、ウキを使用する際のガン玉の重さや浮力を数値化したものだ。プロアーマーの浮力は「0」が基準。
0を基準に00、000と展開（提供：週刊つりニュース西部版編集部・立石）ウキ単体で海面ギリギリにヘッド部分を出して浮くように設定されており、仕掛けやエサの重量を加えることで、ゆっくりと沈んでいきます。この設定は0を基準に00、000へと展開しています。
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