初心者が手軽に行ける釣り場として利用されてきた管理釣り場。それが、エリアゲームの発展とともに、釣りの一つのカテゴリーとして確立した。しかし、いまだにサケ・マス類における間違った情報がネット上に氾濫している!そこで全8回に渡ってサケ・マスの違いについて解説していこう!
例えばタイ科でも
混乱はサケ科魚類だけではない。タイもそうだ。
タイ科の仲間で、日本で主に食用にされているのは、マダイ、キダイ、チダイ(ハナダイ)、クロダイ(チヌ)、ヘダイの5種だろう。そのほかにも、キンメダイ、アマダイ、アコウダイ、フエフキダイとそれ以外にもたくさんいる。
これらすべてをタイの仲間だと思っている人が多いのが現状だ。ちなみに、後者はタイ科の魚ではない。
タイが日本を代表する高価な食用魚であることから、「タイ=魚」という意味で使われているのである。
キンメダイはキンメダイ科、アマダイはアマダイ科の魚である。言い換えれば、キンメウオ、アマウオと呼んだほうがいいのかもしれない。
日本における魚名とは、その程度のものなのである。
<週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也/TSURINEWS編>