このシーズンの東京湾ボートシーバス各地の釣果情報と、ジギング&キャスティングそれぞれの最適なタックルと釣り方を紹介していこう。
東京湾ボートシーバスの釣況
原木中山の林遊船は和船ボートで出船中。定期的に良型が上がっており、今後も狙いめ。
深川木場の吉野屋では、12月23日に68cmを頭に1~14尾。22日は82cmを頭に4~30尾だった。
川崎のつり幸では、12月23日は34~64cmが1~21尾。
横浜山下橋の渡辺釣船店では半日船で受付中。12月25日の午前は38~68cmが9~26尾、午後は72cm含み18~41尾。
ボートシーバスのタックル
大きく分けてボートシーバスはジギングかキャスティングに分かれる。両者を説明していこう。
ロッド
ジギング…6フィート(約1.8m)前後の、ベイト(両軸)から選びたい。ブラックバス用が流用できる。
キャスティング…こちらも長さは一緒だが、スピニングタイプのほうがキャストしやすく、トラブルが少ない。
リール
ジギング…船の下でジグを上下させ、フォール(落とし込み)中のバイトをキャッチするため小型両軸がベスト。スピニングでは、フォール中にイトフケが出てアタリが取りづらい。
キャスティング…ストラクチャー(障害物)やトリヤマなど、目標物へルアーを投げるため、スピニングが使いやすい。ベイトは、慣れないとバックラッシュなどのトラブルが多くなるので注意。
ライン
ジギング、キャスティングいずれもPEライン0.8~1.5号を使用。
ジギングでは反応のある層を狙うため、1m刻みでマーキングの入っているものなら、常にどの層にルアーがあるのか把握可能。
メインラインの先には、リーダーとしてフロロカーボンラインの20~30ポンド(5~6号)を0.75~1.5mを電車結びなどで結束する。
ボートシーバスのルアー
ジギング…この釣りで使用するのはメタルジグ。水深にもよるが、この時期は60~100g前後があるといい。タイプは、扁平な形状でゆっくり落ちる水平重心や素早く落ちる後方重心など、数種類あるといいだろう。カラーは、重量やタイプごとに数色ずつ用意できればベスト。
定番とされているのは赤金、緑金、ピンク銀、パールチャートなど。基本は、潮が濁りぎみのときや曇天時はゴールドベース、逆に澄み潮や晴天のときはシルバーベースを主体に考える。リーダーとの接続は、手返しよくジグを交換するために、スナップ付きスイベルなどがいい。
フックセッティングは、フロントにアシスト、テールにトレブルなど、数種類の方法から好みを選ぶ。
キャスティング…バイブレーションやミノーなどのプラグや、ワームを使用。その時の状況でどのルアーがアタるか分からないため、いろいろ試すといい。