今回は、オフショアジギング愛好家であり離島好きでもある筆者が行ってみたい「憧れの地」をご紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
離島の魅力
釣り好きで離島好きも自認する筆者は毎年500円貯金と陸マイルを駆使して離島遠征を続けている。これまで訪れた離島は、沖縄本島、宮古島、屋久島、奄美大島、対馬、五島・福江島、佐渡島、三宅島などだ。昨年も佐渡島と五島・福江島に足を運んだ。
離島の魅力は枚挙にいとまがないが、まずはなんといってもそのロケーション。小さな島が周囲を海に囲まれているという解放感とそれゆえのこころもとなさが堪らない。そして圧倒的に雄大な自然。釣りにおいては魚影の濃さと大型魚と遭遇する可能性の高さであろう。
憧れの小笠原諸島
そんな筆者が一度は訪れてみたいと切望しているのが小笠原諸島だ。離島好きで釣り好きの者ならば至極当然の結論であろう。小笠原諸島は東京都に属する。本土からは南方約1000kmに位置し、父島や母島をはじめとする大小30余りの島々で構成される。平成23年には世界自然遺産にも登録され美しく豊かな自然や生物多様性の面でも人気の島々である。
もちろん、釣り人の人気も高く、毎年大勢のアングラーたちが、磯マグロやキハダマグロやカンパチやハタ類など様々な魚種をターゲットとして訪れる。実にうらやましい限りだ。
アクセスの制約
筆者は、長年、そんな小笠原諸島に足を運んでみたいと思っていながら、一度も訪れたことがないまま今日に至っている。これまで小笠原遠征を躊躇してきた最大の理由はアクセスの制約が大きいことだ。
本土から小笠原諸島へは航空便はなく、東京・竹芝から出るフェリー・おがさわら丸に限定される。便は基本的に6日に1便しかなく、片道24時間という長時間の航路となる。そのためひとたび小笠原に向けて出発すれば、再び本土の土を踏むのは最短でも6日後となる。つまり、最低でも連続して6日間の日程を確保しなければならないのだ。
会社勤めの身である筆者は、遠征釣行に出かけるときは会社の休日に有休を加えて2泊3日くらいを常としている。これが6日間となると筆者にとってはかなりハードルが高い。しかも、勤め先の異なる釣友たちと日程を合わせるとなると至難の業である。会社定年後であれば時間的な余裕もあるかもしれないが、現役のうちにチャンスを見い出せるとすればゴールデンウイークのような連休がチャンスだろうと思っている。
ターゲットは大型カンパチ
もし念願かなって小笠原に行くことが叶うのなら、ぜひ大型カンパチを狙ってジギングを楽しみたいものだ。せっかく小笠原まで来たのだから10kg、いや20kg、30kg、40kgいやいや50kgオーバーも、と、夢は膨らむばかりだ。いや本当、想像するだけでも楽しいです。
今シーズンのゴールデンウイークはすでに別の釣行予定を立ててしまったが、いつかはゴールデンウイークなどを利用して小笠原諸島遠征に行ってみたいと思っています。いくら誰かに憧れるのはやめましょうと言われてもこれだけは憧れ続けさせてください。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>
小笠原諸島