解禁直後の東古屋湖ボートフライフィッシングで63cm頭にニジマス18尾【栃木】

解禁直後の東古屋湖ボートフライフィッシングで63cm頭にニジマス18尾【栃木】

3月13日(水)、栃木県塩谷町にある東古屋湖へニジマスを狙って出かけた。今年は3月9日に解禁した。当日は解禁してから5日目になる。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

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フライフィッシング ルアー&フライ

東古屋湖でフライフィッシング

鬼怒川漁協が管理するダム湖を利用した巨大な管理釣り場だが、陸釣りありボート釣りありと、自然のフィールドのようなロケーションのなかでさまざま釣りが楽しめるのが魅力。釣法も、ルアー、フライのほかエサ釣りが許可されており、釣り人が少ない日はトローリングもできる。

放流されているのは成魚のみ。週末を中心に、ニジマスが定期放流されている。

解禁直後の東古屋湖ボートフライフィッシングで63cm頭にニジマス18尾【栃木】フライフィッシングのタックル(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

釣り場が広いので、一般的な管理釣り場ほどの魚影はない。それでも、神奈川県にある箱根芦ノ湖や栃木県の日光中禅寺湖に比べれば、魚影はかなり濃い。

当日は、ローボートを借りて湖面へと漕ぎ出す。朝の気温は3.5度で、水温は6度。低水温時のニジマスは、水温が上がりやすい浅場に溜まりやすい。とくに、大型ほどその傾向が高い。そこで、インレットの浅場に入ることにする。

同湖にあるインレットは、最上流部の東古屋橋下流と松手沢ワンドだ。まずは、管理棟から近い松手沢ワンドに入って釣りを開始。

 

1尾目は57.5cmをネットイン

松手沢ワンドの水深は、2~4mほど。ここでの見きわめは、インレットの超浅場を狙うか、ワンドの入口となる絞り込まれた水深のある回遊ラインを狙うかのどちらか。その日その時の状況により正解は異なる。

第1投は、フルシンキングのタイプⅡとスリムゾンカーの組み合わせで、キャスト&リトリーブ。釣り開始から10分ほど経過したころ、ズドン、クネクネと大型特有の魚信が手元に届く。50cm超級と判断し、走られる前に力勝負で引き寄せてネットイン。当日の1尾目は、57.5cmのまずまずのサイズ。

朝から大型がキャッチできれば、心に余裕ができるので、それ以降の釣りが組み立てやすい。

その後は、レギュラーサイズのニジマスや35cm前後のサクラマスがポツポツ釣れる。レンジを変えたり、フライパターンを変えたりといろいろと試しながら探っていく。

60cmクラスにサイズアップ成功

少しアタリが遠のいたので、次は最上流へ移動する。平日にもかかわらず、解禁直後とあってまずまずの人出だ。とくに放流地点に近い管理棟付近と、キャンプ場付近に人が集中していた。キャンプ場の対岸辺りから釣りを始め、徐々に上流へと移動する。

解禁直後の東古屋湖ボートフライフィッシングで63cm頭にニジマス18尾【栃木】松手沢ワンドの入口(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)

ここでも、レギュラーサイズのニジマスを中心にポツポツと釣れる。当日2度目の大型のアタリがきたのは11時少し前。1分ほどやりとりをして水面へと上がってきたのは、サイズアップの60cmクラス。しかし、次の瞬間にフワッとテンションがなくなった。掛かりが浅かったようで、痛恨のフックアウト。その後はキャンプ場沖、管理棟対岸と移動しながら探っていくが、なかなかアタリが出ない。

ラストは最大63.5cmをキャッチ

最後に探ったのは、松手沢ワンドの出口付近。岸近くから急深になっているカケアガリのポイントだ。

カウントを徐々に増やしていき、カウント20のレンジで当日3度目のガツン、クネクネ。2尾目をバラしているので、次は慎重にいく。テンションを保ちながらも走りたいだけ走らせ、暴れたいだけ暴れさせて、酸欠に誘導して水面に横たわったところでタモにすくい込んだ。ヒレに欠けた部分はあるものの、体高のある立派な63.5cmのニジマス。その後も時間いっぱい釣りを楽しみ納竿した。

釣果は28~63.5cmを21尾。内訳は、ニジマスを中心にサクラマスが3尾。私の場合、「レギュラー100尾より大型1本」なので、数は伸びなかったが、50cmアップを2尾キャッチできたのでまずまずではないだろうか。それでも、いろいろと試せば結果は出る。4月に入れば気候もよく釣りやすくなる。ぜひ、出かけてみればいかがだろうか。

<週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
東古屋湖
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年4月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。