今年は、私がよく訪れる三重のボート屋の沖合では、2月頃からアオリイカの釣果をよく目にするようになり、3月に入りましてからは陸からもよく釣果を目にするようになりました。ヤエン師である私はウズウズが止まらず、3月30日から31日にかけてヤエン釣りに出かけました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・ナカイカ)
朝マヅメも不調
4時頃にポイントに戻り、釣りの準備をしていると、続々とヤエン釣りをする方がサーフにやってきました。少し早めにポイントに戻っていたので、狙い目の場所は確保できました。
5時過ぎから明るくなってゆき、アオリのアタリはまだかとアジを泳がせましたが、まったくアタリがありませんでした。やはり、ここのポイントは4月半ばからがピークを迎えるようです。
前日と同サイズ本命をキャッチ
7時少し前ごろに待望のアタリがあり、寄せてみると前日と同じサイズのようです。今回はアオリが深く潜ったので、ラインの角度ができ、ヤエンが止まることなく投入することができました。
ヤエンを進ませていくと、大人しかったアオリが急に引いたので、ヤエンが近づいたようです。この時はまだヤエンが掛かっておらず、ラインを送らないとアオリにアジを離されてしまうので、ラインを送りました。
さらにヤエンを送り、ラインのテンションを少し緩ませ、穂先の動きを確認するとアオリの重みだけで竿がおじぎをしたので、アオリの下にヤエンが入ったようです。
アワセを入れるとアオリのジェット噴射が始まったので、ちゃんとヤエンが掛かったようです。上がってきたのは、昨日と同じくらいのサイズでした。
3本目の本命をキャッチ
前回のアタリから1時間後の8時頃にやっとアタリがありました。寄せてみると、また同じようなサイズです。ヤエンを投入し、アワセを入れてフッキングしました。しかし、上がってきたアオリは横向きの状態でした。
慎重にやり取りし、ズリ上げました。ヤエン先端の針のみ、しかもエンペラに掛かっていたので横向きで上がってきたようです。身切れしなくて良かったです。
2kgのアオリイカを手中
それから2時間後の10時頃に最後のアジを投入しました。4月半ばと違ってアタリが少ないなと思いつつ、ならいつも以上に沖へ泳がしてみようと思い、アジを80m近く泳がせて、置き竿にして後片付けを開始しました。
もう釣れないだろうと記事用に3杯のアオリの撮影をし、釣り場から駐車場まで近いので、もうアタリも望み薄と思い竿を放置してアジバケツやゴミなどを車に持っていくことにしました。
戻ってくると竿がかなり曲がっており、ズルズルとリールからラインが放出されており、慌てて竿を持ちました。釣人ならわかると思いますが、竿から目を離した時にアタるのはあるあるではないでしょうか?
寄せてみると今までと違いズッシリと重く、腕に力を入れないと寄せられないほどでした。明らかに1kg後半から2kg近くあるサイズとわかりました。
しかも、80m近くアジを泳がせたのと目を離した隙にどこまでラインを出されたかわからず、悠長に寄せていたらアジを完食される可能性があったため、すぐにヤエンを投入し、アオリを寄せることにしました。
30mぐらい寄せ、穂先の動きを確認するとアオリの重みだけでお辞儀したので、アワセを入れると強烈な引きが始まりました。久しぶりの大物の引きを楽しみながら、海面に上がってきたのは2kg近くあるアオリでした。さすがにズリ上げは無理なので、ギャフで取り込みを確保しました。
最終釣果
今シーズン初のヤエン釣行は、4アタリ4ゲットと、大物をゲットし、幸先の良いスタートでした。同じようなサイズのアオリは、782g、795g、823gで、大物は2001gとギリギリですが2kgアップでした。
帰宅後は、前日夕方に釣ったアオリを捌き、寿司と刺身で舌鼓を打ちました。
釣ってすぐのアオリも美味しいですが、釣ってある程度時間が経ったものは柔らかくて甘味も増していました。
<ナカイカ/TSURINEWSライター>