富山湾でスルメイカ174杯と爆乗り爆釣【秦誠丸】多点掛け連発で腕パンパン

富山湾でスルメイカ174杯と爆乗り爆釣【秦誠丸】多点掛け連発で腕パンパン

例年通りなら、下火傾向にあるスルメイカ釣り。ですが、今年は未だに、100杯を超える釣果が続出です。色んな遊漁船やプレジャーボートなどでも好釣果が続いており、この日も朝から爆釣タイムがスタートし、あっという間にクーラーボックス満タン。2個目のクーラーボックスも船上干しを追加し、満タン状態です。終わってみれば174杯と超が付くほどの爆釣り。その時の状況をお伝えしたいと思います。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)

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荒木清

小学生前から親の影響で釣りを始め、ハゼやテナガエビ、フナから始まり今じゃあオフショアのマグロまで釣り好きで船舶免許も取り、暇さえあれば船やレンタルボートで大海原へ出ています。

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船釣り イカ釣り

朝一から入れ乗りタイム

朝のスタートからスルメイカ釣りは加速します。船のあちらこちらで、嬉しい悲鳴やら、電動の巻く音が、まだ朝早い静かな海に響き渡ります。仕掛けを落とし、棚上10mから誘ってくると竿先が「プンッ」と跳ね上がります。即合わせをし、電動ON!イカの重みと強い引きが腕に伝わり、アドレナリン全開です。リールのドラグが効き、何杯かついている様子、上げてくると、直結仕掛けに大小含め、4杯のスルメイカです。

富山湾でスルメイカ174杯と爆乗り爆釣【秦誠丸】多点掛け連発で腕パンパン朝イチから入れ乗り(提供:TSURINEWSライター荒木清)

すぐさま、仕掛けを投入し落としていくと80m辺りで竿先がブルブル……。イカ!?と思い、止めてしゃくり上げ「1m×3」の繰り返しで重みが「ズドンッ」。そのままのテンションで巻き上げてくると、重みがさらに追加し、電動もうなります。この時も4杯で心配していた気持ちが、いつの間にか……、何処かに消えています(笑)。

落とし込み誘いで5点掛けも

Zさんは1投目でなんと5点掛け達成!やり方を聞くと自分と同じやり方との事です。唯一、違う点が掛かったら、ゆっくり電動で巻いて、追加のスルメイカを狙うということ。この日は紫が良かったと話すZさん。

富山湾でスルメイカ174杯と爆乗り爆釣【秦誠丸】多点掛け連発で腕パンパン好調にイカヒット(提供:TSURINEWSライター荒木清)

初5点掛けに興奮し、自分や船長に声を張り上げ「5点!5点!5点掛け~やったぁ~!」と、今日は朝一から調子いいねと船長苦笑い(笑)。

腕が痛くなるほどの上げ下げで嬉しい悲鳴

イカメタルもそうですが、このイカサビキ釣りは、オモリ120号+イカの引き、時にイカメタルの倍以上のスルメが掛かります。

富山湾でスルメイカ174杯と爆乗り爆釣【秦誠丸】多点掛け連発で腕パンパンスルメイカ4杯と格闘(提供:TSURINEWSライター荒木清)

スルメイカは引きと重みが、他のイカと違い重たく、結構引きます。その為、手持ちでやっていると途中、腕がパンパンになることもあり、知り合いは腱鞘炎になったこともあり、注意が必要です。いっぱい掛かった時や、腕が疲れている時などは無理せず、ロッドキーパーに竿を置き、巻き上げてくると良いです。

色々なパターンの誘い方で遊ぶ

スルメイカ釣りにも色々なシャクリのパターンや、落とし込みのパターン、ステイ「止め」の時間などがあり、自分なりのパターンを見つけ、楽しめます。その中でも、今回釣れたパターンをお伝えしたいと思います。

まずは直結、一つ目は棚10~20でサミング「リールの糸に手を軽く添え抵抗をかける」時に、手で糸を止めブレーキを掛け2秒ステイ→50cm刻みで落とし、棚下10~20mステイの繰り返し「ここでアタることがほぼ」です。

富山湾でスルメイカ174杯と爆乗り爆釣【秦誠丸】多点掛け連発で腕パンパンイカ釣りの様子(提供:TSURINEWSライター荒木清)

二つ目は、棚まで一気に落とし棚でストップ2~3秒アタリがなければ→50cm刻みに落とし込み誘いをかけます。三つ目は棚下、10~20mまで一気に落としゆっくり電動で棚上20m位まで、巻き上げてくるパターンです。このパターンは上からのパターンで釣れて、ある程度、見切られたイカに効果を発揮します。

よく、イカに見切られたら、何mか一気に巻き上げ、また落とすと言うやり方はセオリーですが、その真逆です。あくまで個人の意見ですが、スルメイカが釣れなくなったときに、このパターンを使うと、ほぼ釣れています。

Zさん初めての船上干し

今回のスルメイカ釣りは、Zさん初めてだらけです(笑)。今回は船上干しも、挑戦し無事20枚の船上干しを完成させましたが……「酔った」と一言(笑)。東京湾とか相模湾では、夏の風物詩ですが、富山では冬でも船上干しをやります。

富山湾でスルメイカ174杯と爆乗り爆釣【秦誠丸】多点掛け連発で腕パンパン船上干し(提供:TSURINEWSライター荒木清)

船に干されたイカは圧巻!意外と乾燥しないかなと思いましたが、この時期でも全く問題なく完成し、触ると粘りが凄い!一緒に何枚か重ねてジップロックに入れていましたが、粘りが強く、くっついて取れない状態です(笑)。

これを炙って、醬油マヨ・マヨ七味・マヨわさびや塩わさびで食べるのも自分は好きです。「プリップリッ」の身を楽しめるのでお勧めです。

ラスト1時間でブランコ仕掛けチェンジ

気分を変えようと、ブランコの仕掛けにチェンジして投入します。すると棚の10m上で糸がふけ、食い上げ状態に。即、電動をON!重さが明らかに1匹じゃない様子で、「ギュンッ、ギュンッ」と竿が絞り込まれ重みが乗ります。テンションを張りながらロッドキーパーに置き、巻き上げてきます。

富山湾でスルメイカ174杯と爆乗り爆釣【秦誠丸】多点掛け連発で腕パンパンスルメイカをキャッチ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

ここで緩めてしまったりすると、カエシが付いていないイカのカンナ針。その為、イカが針から外れてしまう可能性があるので、注意が必要です。上げてくると、2匹なのですが……デカイ……。明らかにビール瓶サイズで、2匹目を下に落とした瞬間に、足にガブリッ……。明らかに興奮状態です。もし、手に嚙まれたらとおもうと……(笑)。

外そうと手で掴みますが、ぬめりと吸盤が、しっかりしがみついて……大変です。少し置いて、足を軽く振ると、簡単に外れ一安心です。

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