船長兼ルアーメーカー代表に聞く【初めてのタイラバで持参すべきカラー3選】

船長兼ルアーメーカー代表に聞く【初めてのタイラバで持参すべきカラー3選】

「タイ」と銘打たれているものの、マダイ以外の魚もよく釣れる万能ルアー的要素が強いタイラバ。春は大型マダイが狙えるため、タイラバのハイシーズン。フィッシュイーターたちが捕食することでも知られているイカをイミテートしたボディで話題の「烏賊ラバ」を販売しているルアーメーカー・リアルフィッシャーの御厨代表に「初めての時にもって行くべきヘッドのカラー3選」を伺った。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 立石)

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ソルトルアー オフショア

釣具店で迷わない

タイラバはマダイを釣るためのルアー。釣り方は海底からリールで巻き上げるだけでマダイが追いかけてくるから超簡単。マダイ以外にもキダイやカサゴ、アオハタなどもガツガツとアタックしてくる魚の反応がいいルアー釣りだから、船釣りが初めての人でもスタートしやすい。だが、いざ釣具店のタイラバコーナーに行くと色とりどりのタイラバが並んで、どれがいいのか迷ってしまう人もいるのではないだろうか。

カラーが多数存在する理由は、魚が食べているエサの種類や濁り潮や澄み潮、時間帯などの環境もあり、それの状況に合わせて選べるようになっている。だが、初めからそんなに種類を揃えて持っては行けない。コレだけあれが1日楽しめるカラーを3色選ぶ。タックルケースも小さなものでいいから、荷持つもコンパクトにまとめることができる。

釣りの現場で生まれたタイラバ

船長兼ルアーメーカー代表に聞く【初めてのタイラバで持参すべきカラー3選】遊漁船の船長が作ったタイラバ(提供:週刊つりニュース西部版 立石)

御厨代表は佐賀県伊万里市久原港から伊万里湾~長崎県の平戸生月へと出船している遊漁船・リアルフィッシャーの船長。「烏賊ラバ」は遊漁船業での自身の経験を元に、釣りの現場で誕生した超実戦的なタイラバだ。

魅力的なカラーラインナップ

船長兼ルアーメーカー代表に聞く【初めてのタイラバで持参すべきカラー3選】豊富なカラーバリエーション(提供:週刊つりニュース西部版 立石)

カラーはフルシルバー、ミドキン、アカキン、ブルピン、ケイムラアオリグロー、ケイムラケンサキグロー。

2023年に新色のケイムラパープルグロー、ゴーストオレンジ、ゼブラレッド、ゼブラオレンジが加わってカラー選びでの楽しみが増えた。

ルアーウェイトは45g、60g、80g、100g、120g、150g、200gがあり、全国様々な海域で使える。

カラー選びは海水温を指標に

豊富なカラーの中から春シーズンに、これは持っていきたいカラーを3つ選ぶ問いに「アカキン、ケイムラケンサキグロー、ケイムラアオリグロー」と応えた。

船長兼ルアーメーカー代表に聞く【初めてのタイラバで持参すべきカラー3選】アカキンカラー(提供:週刊つりニュース西部版 立石)

理由をたずねると、乗っ込みが始まったばかりの早春の時期は、まだ海水温は低め。低水温時は赤系カラーに反応がよい傾向で、徐々に海水温が上がってくる4月~5月は緑系カラーへの反応がよくなるため。

船長兼ルアーメーカー代表に聞く【初めてのタイラバで持参すべきカラー3選】ケイムラケンサキグローカラー(提供:週刊つりニュース西部版 立石)

また、夏の高水温期はフルシルバーやブルピン、ミドキンのヒット率が高くなるとのこと。

船長兼ルアーメーカー代表に聞く【初めてのタイラバで持参すべきカラー3選】ケイムラアオリグローカラー(提供:週刊つりニュース西部版 立石)

3本フックで攻めの釣り

フックはS、M、Lサイズがあり、3段差フック仕様。烏賊ラバは他のタイラバとは違い、アタリがあると合わせを入れて掛けていくため、フックが1本掛かると魚が暴れることで、他のフックも魚の口周りに掛かり、よりキャッチ率を高めることに繋がる。

船長兼ルアーメーカー代表に聞く【初めてのタイラバで持参すべきカラー3選】3本フックで掛かりも抜群(提供:週刊つりニュース西部版 立石)

烏賊ラバは積極的にアタリを掛けながら釣っていく攻めのスタイルで楽しめるタイラバだ。

魚を釣り分けたい人へ

烏賊ラバの特長のひとつで「魚種の釣り分が可能」とのこと。マダイ狙いなら通常通りに、船長の指示ダナまで海底からリールのただ巻きでОK。根魚を狙う時は底から10mくらいまでゆっくりとシャクリながら誘い、アタリがなければ再びフォールで底まで落とす。スロージギング的な要素でも釣りを楽しめる。

自分軸で楽しむ

カラーも3種類あれば自分なりの釣りの組み立てが可能になります。その分だけ魚を釣り上げ時の喜びも大きくなります。春は大ダイが狙えるロマン溢れるシーズンでもあり、魚種も多彩なタイラバにチャレンジされてはいかがでしょうか。

<週刊つりニュース西部版 立石/TSURINEWS編>