近年厳寒期でも、アラの釣果を聞くようになった男女群島。2月中旬、午後10時に佐賀・呼子港を出港した日乃出丸で一路男女群島を目指した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・小関孝夫)
10時すぎまで尾長集中
ゆっくりだが上げ潮が動き始め、沖を流れる本流に足下から引かれ潮が出始めた。ハリス2ヒロ取った半遊動仕掛けでウキ止めまで遊動幅は約50cmの仕掛けなのでかなり浅いタナをつけエサが漂っている。仕掛けがなじんだタイミングでまきエサを仕掛けが流れる後方に1~2杯。オープンベールでイトを送っていくとウキが軽く押さえ込まれた。
軽くサオ先でイトにテンションをかけるとウキが消し込まれてやり取り開始。50cm前後の尾長でぶり上げできず足場の悪い釣座のため数メートル下へ移動し、タモ入れしたら再度釣座へ。これを繰り返すので肉体的疲労は相当なもの。
そして9時すぎに今回の最大の獲物がヒット、体高もあり茶色の尾長は一瞬ロクマルを超えたかと思ったがタモにおさめたサイズからロクマルではないことが分かった。
尾長との攻防は10時すぎまで集中、その後は単発だが午前1時すぎの上げ潮が緩むまで続いた。
尾長シーズンは4月上旬まで
仮眠し、翌朝は南東からの強風で朝の見回りで瀬替わり。干潮の時間と風裏が重なったことで女島のマルヒのハナレへ。納竿まで2時間ほどで最大45cmの尾長含め5尾キープし、釣りを終えた。
帰港後に検量すると尾長は最大57cmを筆頭に9尾、口太は35~45cm50尾ほどの釣果だった。
なお、男女群島における尾長のシーズンが近年遅れていて2月~4月上旬が良いように思える。
<週刊つりニュース西部版APC・小関孝夫/TSURINEWS編>
日乃出丸
出船場所:呼子港