式根島『野伏漁港』での夜のちょい投げ釣り【東京】離島らしい初魚種との対面を満喫

式根島『野伏漁港』での夜のちょい投げ釣り【東京】離島らしい初魚種との対面を満喫

2023年11月中旬の14日、懲りずに今回は伊豆諸島式根島にやってきた筆者。日中はサヨリやエソ、ムロアジが釣れるもサメが割り込み厳しい釣りになってしまいました。一旦宿に戻って休憩後、夜釣りを楽しむため、島北東の玄関口である野伏港に向かうことにしました。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

桂宏樹

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海釣り 堤防釣り

式根島野伏漁港

式根島野伏漁港は式根島北東にある、島の玄関口となる漁港になります。大型客船が接岸できるよう整備された漁港は、船が居ない時間帯や作業がない時間帯は釣りが楽しむことができます。

式根島『野伏漁港』での夜のちょい投げ釣り【東京】離島らしい初魚種との対面を満喫島内陸部から野伏漁港を眺める(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

潮あたりは抜群で、足元で本流が流れることも多々あります。最近だと2024年1月4日に20kgのマグロが釣れ上げられた方が居たりと、ロマンあふれる港でもあります。

式根島『野伏漁港』での夜のちょい投げ釣り【東京】離島らしい初魚種との対面を満喫ルアータックル(作図:TSURINEWSライター桂宏樹)

途中からはサンマの切り身(イワシじゃ無かったです)を使用したチョイ投げ釣りをした。

 

 

街灯下はサヨリがゆらゆら

港に付くと、釣人が二人居るだけの静かな漁港。離島ならではの星空の輝きに包まれ、これだけでも離島に来たんだなぁと実感する情景が広がります。夜の離島堤防の環境にワクワクしつつ、街灯下の海を覗くとサヨリが沢山ゆらゆらと漂っている状況。何をしているのかわかりませんが、とりあえずワームをキャストして走らせてみます。が、追いかけるどころか見向きもしません。

式根島『野伏漁港』での夜のちょい投げ釣り【東京】離島らしい初魚種との対面を満喫釣りあげた綺麗なイサキ(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

今度は外灯の明かりの外側、真っ暗な海にワームをキャスト。ゆっくり巻いたり、早巻きしたりして街灯照明下まで何か追いかけてこないか様子を見ます。繰り返しリトリーブしていたら明暗外側の深さ2mから3mでガクンとヒット。シーバスみたいな動きをしながら上がってきたのは40cmにギリギリ届かないイサキでした。夜中にこのサイズの魚は上々と言っていいと思います。感謝しながらゆっくりリリースしました。以降はルアー、ワームとも反応が無くなったので、チョイ投げ釣りに切り替えることにしました。

ブラクリチョイ投げで初魚種

サンマの切り身をブラクリに付けてかるくキャスト。暫くしたらちょんちょんなあたり。ぐっと竿がしなったらあわせを入れて上げていきます。姿を見せたのは、はまだら模様の赤い魚体。

式根島『野伏漁港』での夜のちょい投げ釣り【東京】離島らしい初魚種との対面を満喫キントキダイ(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

ネットで調べるとキントキダイだと判明し、初めての魚種に知り合いと一緒に盛り上がりました。1時間ほどで4匹のキントキダイと1匹の大きなクロホシイシモチ、そして赤い魚を沢山釣りました。

場所を外洋側に切り替え

キントキダイがたくさん釣れて満足したので、今度は外灯の光が入らない場所で、ブラクリを底まで落として探りを入れます。反応なければ、1mほど横にずれてまたブラクリを落とします。これを野伏港の北側から延々行い、港全体に探りをいれていきます。港外洋側正面で落としたとき、反応がないので回収しようとしたら途中で竿がビクンと当たりを捉える。

式根島『野伏漁港』での夜のちょい投げ釣り【東京】離島らしい初魚種との対面を満喫宿の食事部屋に貼られてた魚(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

キントキダイより重たいのでハタ系かなとワクワクしながら引き上げると……誰やねん、おまはん(笑)な魚が釣れました。どろんとした、ナマズを短くした、顔だけチョイとハタに似た魚を釣り上げました。またもや知り合いと初魚種で盛り上がります。最初はドンコかと思ったが、明らかに魚形が違います。インターネットで調べても答えが出ず、結局謎な魚のままリリースしました。

納竿

時刻も気づけば23時、初めての魚たちや離島での夜釣りを十分楽しめたので、明日に期待を巡らせながら納竿することにしました。

式根島『野伏漁港』での夜のちょい投げ釣り【東京】離島らしい初魚種との対面を満喫さんまの切り身に反応して喰ってきた赤い魚(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

しかしこの時、残2日間でメジナが全く釣れず、雨が降る中サメと40cm手前のイスズミ群に翻弄されて白目になるとは当日の自分は知る由もありませんでした。

<桂宏樹/TSURINEWSライター>

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