メバルは陸・沖ともに人気の釣りターゲット。食用魚としても古くから人気のある魚で、非常に美味しい魚です。今回は、そんなメバルを使ったおすすめレシピを紹介。TSURINEWSライターのレシピを中心に美味しい食べ方と、下処理などの調理方法も解説します。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
メバルの塩煮
甘辛く煮付けたメバルも絶品ですが、メバルの旨味をしっかり味わえるシンプルな塩煮も美味しい魚です。
塩煮の材料
・メバル:2尾
・水:250ml
・みりん:小さじ2
・塩:小さじ1
・出汁昆布:1枚
・青ねぎ(お好みで):適量
・しょうが(お好みで):1かけ
煮汁の量は鍋に入れた魚が8割ほど浸る程度に調整。みりん、塩は味を見つつ量を調整します。
塩煮の作り方
1.鍋に水と昆布を入れて30分以上置き、出汁を取っておく。
2.内臓とエラを除去して洗った、丸ごとのメバルを用意。一度80℃ぐらいのお湯をかけて洗い臭みを取る。
3.鍋に塩、しょうがを入れて火を点ける。沸騰する前に昆布を取る。
3.メバルを入れて、再度煮立つまで強火で煮る。長ねぎなどの野菜を一緒に煮込んでも美味しい。
4.煮立ったらみりんを入れて落とし蓋をする。中火程度の泡によって煮汁が撹拌される火加減で煮込む。メバルの大きさにもよるが7~8分ほど煮込めば完成。お好みで刻んだ青ねぎを振る。
メバルの刺身
淡白ながら甘みのある味わいのメバルは刺身でも美味しい魚です。釣った当日の刺身は硬くて旨味も乗っていないので、2~3日キッチンペーパーを取り替えながら熟成させたほうが美味しいです。シンプルにわさびと醤油で食べるのもいいですが、レモンを絞り、薄口しょう油を少し垂らしてカクテルにするのもお酒の肴にピッタリ。
皮目に脂と旨味があるので、皮目を炙った炙り刺しなどもおすすめ。皮は少し硬いのでしっかり目にバーナーなどで炙りましょう。また、酒に濡らした昆布におろした半身を挟んで一晩ほど置き、昆布締めにして旨味を足すのも美味しいです。
刺身の作り方
1.三枚におろし、小骨を抜く。炙り刺しにしない場合は皮も剥ぐ。
2.皿に盛り付けて完成。
メバルの玉ねぎ鍋
メバルなどの根魚は上質な出汁が出るので鍋も定番の食べ方。水炊きなどもいいですが、玉ねぎの甘味とメバルの上品な旨味がマッチした「玉ねぎ鍋」もオススメです。〆は湯がいたそうめんを入れると美味しいです。
玉ねぎ鍋の材料
・メバル:2匹
・玉ねぎ:1個
・豆腐:半丁
・そうめん:1把
・昆布:1枚
・白だし:お好みで
・水:適量
玉ねぎ鍋の作り方
1.メバルは三枚おろしにして腹骨をすき取り、腹骨周りの骨を抜く。皮は剥がないでOK。
2.鍋に水と昆布を入れて沸騰させ、アク取りしながらダシを取る。
3.市販の液体タイプの白ダシをお好みの分量入れる。
4.角切りにした豆腐とクシ切りにした玉ねぎを鍋に入れる。
5.玉ねぎに火が通ったら、メバルを投入する。
6.具材を食べたら、〆として湯がいたそうめんを入れ一煮たちさせる。
メバルの田楽
メバルを狙って釣りをしていると警戒心の薄い小型のメバルがかかることもよくあります。成長の遅い魚なのでリリースしたいところですが、針を飲んでしまったりすると弱ってしまうことも。やむなく持ち帰る小さいメバルは脂も乗っておらず旨味も少ないことが多いですが、田楽にして味付けすることで、美味しく食べられます。味噌のコクとメバルの身が持つ甘さが合わさった一品です。
田楽の材料
・メバル:小型数匹
・赤味噌:大さじ1
・酢:大さじ1
・砂糖:大さじ1
・白ゴマ:小さじ1
調味味噌は魚に塗るだけの量を用意。お好みで味噌や砂糖の量を調整する。
田楽の作り方
1.内臓とエラを除去して洗った、丸ごとのメバルを用意。
2.メバルを素焼き(塩などはしない)にする。強火の遠火で水分を飛ばしながらじっくり焼くのが理想。
3.調味料を混ぜて田楽味噌を作る。すり鉢で混ぜ、白ゴマも入れ込むとより美味しくなる。
4.焼き上がった魚に田楽味噌を付ければ完成。