吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【たまには野でのんびりと#3】

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【たまには野でのんびりと#3】

テーマは「たまには野でのんびりと」。ノーピクのまま半日が過ぎてしまった吉田。釣り方を替え心機一転再開すると、いきなりの消し込みアタリ。しかし、上がってきたのは目ん玉のスレだった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

18尺竿の底釣りにチェンジ

静岡県沼津市にある門池で、のんびり釣りを楽しもう。そんなゆるーいタイトルだったが、正午を過ぎてもノーアタリの吉田。釣り方は竿18尺両グルの宙釣り。並びには同池を知り尽くしたロコアングラーの山口氏(以下・先生)と記者で、いずれも釣れてはいないがアタリだけは見ている。しかも先生には大型のニホンナマズがヒット。

吉田康雄

「やだなぁ、カンベンしてくださいよ。ナマズなんて何の自慢にもなりませんから」

 

記者もヒットこそしなかったが消し込みアタリを2回見ている。ちなみに釣り方は記者が竿12尺メーター両ダンゴで、先生は竿18尺両ダンゴの底釣りだ。

いくらなんでも、ちょっとのんびりし過ぎでないかい?そろそろアタリくらいはもらってないと原稿書くのがキツくなるんだけど。

吉田康雄

「はい。なので釣り方を替えます。先生をまねて18尺竿の底釣りで再開させてください!」

 

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【たまには野でのんびりと#3】底釣りタックル(作図:週刊へらニュース編集部 関口)

おっ、いよいよ本気モードになったね。エサは両ダンゴ?

吉田康雄

「先生は両ダンゴでやっているみたいですが、ボクはグルテンセットでやってみます。試釣までしてくださった先生に何とか恩返しができるといいのですが」

 

上エサはダンゴの底釣り芯華100㏄+粒戦20㏄+水70㏄。下がわたグル40㏄+水50㏄。

ところでジャミがイタズラするから先生は両ダンゴがいいって言ってたのに、なぜセットにしたの?

吉田康雄

「横で先生のウキの動きを見ていたのですが、さほどジャミが気にならない感じだったので。ですよね先生?」

 

山口氏

「そうなんです。いつもならチクチクしてどうしようもないんですが、今日はさほど気にならないですね。ただ本命のアタリもありませんけど」

 

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【たまには野でのんびりと#3】セットの底釣りにチェンジ(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

であればこの時期のセオリーであるグルテンセットのほうが、少ないチャンスをものにできる可能性が高いか?

吉田康雄

「はい。それにわたグル単品なら待ち釣りもできますから」

 

なるほどね。触りがあったら徹底的に待つ作戦なんだね。

吉田康雄

「はい!」

 

 

 

釣り方変更で目スレ

準備ができたところで再開。時計はすでに13時少し前。再開すると、すぐに異変が。それは吉田の鋭いアワセ音だった。

どうした!?

吉田康雄

「いきなり消し込みました。触りもなくいきなりなので、おそらくは何らかの魚が糸ズレを出したのでしょう」

 

でも手が出ちゃったわけね(笑)。

吉田康雄

「はい。いくらなんでもあの動きに手が止まる釣り人はいませんよ」

 

さらに13時21分にまたしても、突然の消し込みでアワせると今度は確かな手応え。しかしやりとりの最中に何かを感じたのか吉田が「スレっぽいですね」。案の定、上がってきたのは目スレ。しかし黒光りした良型の地ベラだった。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【たまには野でのんびりと#3】目スレだった(提供:週刊へらニュース編集部 関口)
山口氏

「おしかったですね。でもスレでも本命を釣るところはさすが吉田さんですね」

 

先生が吉田を持ち上げるが、そこに記者が割って入る。

さすがもクソもないですよ(笑)。せっかくのアタリをスレさせるなんて素人でもあるまいし。

しかし不思議なこともあるものだ。記者からはじまり先生、そして吉田と三者三様の釣り方をして、いずれもウキの動きは突如の消し込みばかりだった。乗らないので記者も先生も魚種に確証を持てなかったわけだが、吉田のおかげで消し込みアタリを出していたのはヘラの可能性が高いと判明したのはこれ幸い。

しかし、なんでこうも消し込みばかりなんだろうか。

次回も「たまには野でのんびりと」です。

<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
門池
入釣無料。釣り台必携。
この記事は『週刊へらニュース』2023年12月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。