前回、長崎県上五島のフェリー乗り場に隣接する小規模の磯にエントリーして、秋のアオリイカ狙いのエギングを楽しみました。次の日にはフェリーに乗って帰る予定でしたが、出船まで少しだけ時間があったため、少しだけ竿を出してみることに。今回はその模様をお伝えします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・ふくしまりょうた)
狙うべきポイントの説明
ここからは、当日に入ったポイントについて説明します。
1. 風裏になるエリア
島の北側から強風が吹き付ける中、かなり荒れた天気となったエギングにおいて『風』は雨よりも厄介な天敵。エギングで使用するエギは木製で作られているものもあれば、浮力の高いボディー形状のものが多いため、風が強い日にはうまくエギが沈まずに、浮いてきてしまいます。
今回選択したポイントは、風裏で尚且つ追い風になる立ち位置を探してエントリーしました。マップ上では風裏でも現地に着いてみると、状況はさまざま。
その中でも『横風』は避けるようにしましょう。風にラインが持って行かれてエギが浮いてきたり、ラインスラッグができたりしてイカからのアタリも取りにくくなってしまうため、デメリットしかありません。
追い風になる立ち位置をおすすめしますが、穂先を水面になるべく近づけたり、エギを重くしたりすればなんとか釣りは成立するでしょう。
2. 流れ
対馬海流の影響で、複雑な潮流が生まれるため、魚類も豊富なエリアです。今回は秋イカエギング、小さな個体は泳ぐことが苦手なため、沖の潮目から回遊してきたアオリイカが1度足を止めるであろうエリアを探します。今回は、沖に大きな潮の流れがあり、小さな湾で潮が緩やかになっているポイントが狙い目だと判断しました。
3. 点在する沈み根
何もないオープンなエリアにもアオリイカも潜んでいることが多いです。そのようなアオリイカを狙ってくる捕食者も少なくありません。アオリイカが潜んでいるであろう沈み根だったり海藻の周りを重点的に探りを入れていきましょう。
4. シャローエリア
アオリイカが身を隠していればすぐにエギを発見しやすく、効率よく探れます。今回は、シャローエリアに限定して釣りをすることにしました。
最大700gを頭に3杯のアオリイカゲット
フェリー時間も迫り釣りができる時間も残りわずか……。楽しい時間はあっという間ですね。朝マヅメめの1時間と短い時間でしたがしっかりと秋の良型のアオリイカをキャッチできました。
初の離島でのエギング釣行で天候はやや荒れ気味となり一時は釣りができないかと思われたましたが、島民の方に助けられた釣行となりました。
<ふくしまりょうた/TSURINEWSライター>
上五島