上天草市一帯では、10月のナイトゲームで「ヒラ」が釣れやすい好シーズンが到来します。筆者は「ヒラ」の唐揚げが大好きで、この時期に好んで狙います。知る人は「美味しい魚」と喜んでターゲットにする一方、「その魚は何と言う名前ですか?」と魚名すら知らない方もたくさんいます。そこで今回は、アジングタックル流用で釣れて美味しい「ヒラ」を狙った釣行と、実際にどんな魚なのかご紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・松永一幸)
47cm大型ヒラが登場
繊細なアタリに反した強い引き!「チーバス?(小型のシーバス)」と判断し、ドラグで走りに耐えます。更に、水面からジャンプする姿を確認し、これはシーバスの「エラ洗い」と認識し、抜きあげ不可と判断。タモを用意します。
予想に反して、浮いてきたのは「大型のヒラ」。例年では、20cm前後の唐揚げサイズがターゲットなのですが、今年は2.5倍に迫るサイズの47cmとビックリなサイズ。
釣り方変更で51cm本命手中
セオリー通り、釣れたパターンを繰り返すもアタリがありません。「ベイトが変わった?」と判断し、ルアーアクションがハッキリ出る様に、ジグヘッドを「1g」へ変更し、ワームもアピール力の強い「パプリカ」カラーへ変更します。
ロッドアクションもエギングの様に強めに入れて、フリーフォールからテンションフォールへ変化するフォールで待つスタイルへ。
サイズアップ成功
すると答えが返ってきます。「コツっ!」とロッドに響く強いアタリ。反射的にアワセを入れます。ヒットです!アジングロッドである為、無理は出来ないのですが、かなり曲がってしまってます。と言うか曲がり過ぎてます……。強い引きです。
さらに、エラ洗いの様なジャンプ、ヒラも大型になるとジャンプするようですね。何とか耐え凌ぎ、ようやく浮かせると、51cmとまさかのサイズアップ。
最終釣果
フィールドの状況としては、まだまだ釣れ続く雰囲気がありますが、今回はサイズが大きく十分な釣果と判断し、2匹で納竿としました(食べ切れないかも…)。
今回は、思いもよらない程の大型ヒラにビックリな釣果でした。良型への対策で用意したライトゲーム用のタモが、まさかの力不足となる始末。
また、メインラインに「エステル0.3号」をチョイスしていたため、ヒヤヒヤしたやり取りとなってしまい、バラしのリスクを考慮出来ていなかったことが反省点となりました。しかし、やり取りの楽しさも去ることながら、食べて美味しい魚の釣果は嬉しい限りです。
この秋に「ヒラのルアーゲーム」もありだと感じてくれたアングラーの皆さん。ラインブレイクする「リスク」を「スリル」と捉えて楽しむのは「海洋環境」によく無いので、PEラインでの釣行をおすすめします。この秋に是非とも大型ヒラをその手に。
<松永一幸/TSURINEWSライター>
合津港