今回お世話になった、流神丸さん(旧平海丸)では、四季を通して色々な釣りが楽しめます。以前、鰤や真鯛を爆釣させていただいたこともあり、今回のアオリイカのティップラン釣行。インスタグラムもやっていて、拝見すると結構釣れていたので、10月初めに予約をお願いし、釣行に行ったのですが、最初からアクシデント発生。ですが、終わってみれば船長初め、皆さん凄い数のアオリイカをゲット。その時の模様をお伝えしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)
野締め・神経締め・氷締め
・野締めは、イカの場合、水から出し、違う容器やザルに上げ、そのまま放置。イカが白くなったら完成。魚には不向きです。
・神経締めは、イカの神経にナイフや専用の道具を刺し、締めます。この時も、刺したと同時に色が白くなります。「胴体・足側2か所」です。
・氷締めは、海水氷の中にそのまま入れ、締めます。この締め方は魚で主にやるやり方で、状況にもよりますが、イカの場合、やらないことが多いです。冷凍やけ防止が重要です。
上の写真のイカは生きていて、茶色?黒?に見えます。写真の赤マル2か所辺りに斜め45度にナイフを入れます。
締めるとこの通り綺麗な半透明の身になります。
美味しく持ち帰るために
皆さんは、釣ったアオリイカはどうしてますでしょうか?自分は神経締めなどをし、ジップロック等の袋に入れて、クーラーボックス内の氷の上にタオルを被せ、その上にジップロックに詰めたイカをおきます。
魚もそうですが、直は冷凍やけをしてしまう可能性があります。そのために、いつもこの方法でイカを持ち帰っています。長く放置して置くと、死んだことに気づかない等で、腐敗の原因にもなります。イカや青物は特に腐敗が早いですから、注意が必要です。
自宅で簡単!墨取り方法
釣った後や、帰ってきてからの処理で面倒くさいのが、イカ墨。少し破れただけでも大変です。処理中に服なんかに飛んだ時には最悪です。皆さんも経験はあるかと思いますが、まだ経験がない方や、墨取りに苦労している方がいたら、この記事を見て少しは楽になればと思います。
用意するものは、薄手のビニール手袋と専用の墨取りキャッチャーやハサミがあれば簡単にできます。
まずは釣ったアオリイカを裏側にして写真右側のように開きます。
墨袋を見つけたら、そっと墨袋の下にある膜を一緒に持ち上げ、そこをハサミで切ります。切った後は墨袋をつぶさないように、取れば上の内蔵も簡単にとることができます。
イカも裏表があるので注意が必要です。表側を切ってしまうと、墨袋を潰す可能性があります。勿論、あまり釣れていない時は、船の上で締め→墨取りまでやれば、帰ってからの作業が楽になるので、時間があればお勧めです。
<荒木清/TSURINEWSライター>