人間、いい思いをしたらついつい同じことをしたくなるものだ。前回の海上釣り堀でのいい思い出がふと蘇ったため、急遽海上釣り堀釣行に出かけた。今回はその模様をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・永井航)
放流タイム到来
念願の放流タイムはまずは小物、続いて青物の順でされるようだ。最初の放流でタイを追加したところで青物の放流。
私はタックルを持ち替えアジを投下して準備万端。やはり釣果のインパクトは青物の有無で段違いだし、是非とも釣っておきたいところだ。
放流狙いでヒラマサ浮上
放流後すぐにウキが小刻みに揺れ出し来るか!?と期待したが一度沈黙。ここで海上釣り堀らしい写真を撮ってないことを思い出しスマホで写真を撮っているといきなりウキが沈み始めたので慌ててスマホを放り出し、合わせるとヒット!
かなりの重量と抵抗だが、タックル的には問題なし。ドンドン浮上させて一気にネットイン。78cmのヒラマサを御用。多少無理矢理寄せて来たが、狙いとしては活性の上がっているであろう青物の追釣だ。実際ファイト中の青物を2匹の青物が追いかけており期待大。
青物の追釣は叶わず
すぐに再投入するも私含めて誰もヒットなし。状況を変えようと外釣り餌の確保に。ちょうど20cmくらいのサバが釣れたので少々大きいが餌にしようサバを持ちながら移動してると手が滑りサバがイケスにポチョン。
すると、イケス内に渦ができる勢いでサバを追い回す!これは大チャンスとすぐにもう1匹サバを釣ろうとすると急に釣れない。
余談だが、私はここぞの場面でサバを落としてしまう。激渋のカゴ釣りでようやく釣れたサバを滑らせてリリースしたり、この間も船釣りで釣れた大型のサバを持ち上げた際に落としてリリースしたばかりだ。ヌルヌルしてる体表に暴れる力強さの相乗効果だろうか。みなさまもサバを持つ時は気をつけていただきたい。
話が逸れたが、結局その後にサバが釣れる事はなく、青物も同じイケスで釣れる事はなかった。
渋い中イサキを攻略
青物狙いは諦め、再びの小物狙い。相変わらずの渋さだが工夫を凝らさない訳にはいかない。
当日は無風ということもあり仕掛けに付けていた2Bのガン玉を外し、シンカーなしで餌と針の自重だけでじんわり落とし込むと今までの時間が嘘のようにイサキが簡単にヒット!このチャンスは逃せまいと追釣をしていくとあれよあれよとイサキだけでツ抜け目前。
アタリの取り方としてはシンカーがなく餌も軽い物となると基本的に糸フケが出ている状態。この場合、竿までアタリが出るのを待っていては遅い。糸フケの様子が変わるのを捉えたい。また状況としては道糸を狙っている棚まではゆっくり出せるようにしておきたい。
アタリの出方としては大きく分けて2つ。
•急に糸フケが無くなる
•風がないのに糸フケが増える
糸の微妙な変化を捉えられるかが勝負どころ。また、これらは管釣りの縦釣りと感覚的には近しいものがある。アタリの出方や取り方は管釣りの動画でもイメージを学べるだろう。
最終釣果発表
その後もイサキをポロポロ釣り上げ13時ごろ迎えの船が来てタイムアップ。私はヒラマサ、グレ、タイ×2、イサキ×11の釣果だった。
もう一声タイが欲しいところではあったが、対面でしかタイはほとんど釣れておらず私の下にはタイはいなかったようだ。海上釣り堀の初心者なりに奮闘し、同じイケス内では数、種数ともに最高釣果を出しお土産充分の釣行となった。
初めて訪れた海上釣り堀だったが親切なスタッフに好釣果と満足度の高い釣りを行えた。季節により様々な魚を入れるそうで、色物も楽しみにしたい釣り堀だ。海上釣り堀初心者として次回は青物の複数釣果を目指していきたい。
<永井航/TSURINEWSライター>
傅八屋