山梨県南都留郡富士河口湖町にある精進湖に待望の新ベラが放流された。その数全湖で約3t。うち赤池地区では1tが放たれた。同湖の釣期は3月〜11月末まで。少し早いかもしれないが、3月の解禁に備えて釣り場を紹介しよう。
釣り方
標高が高い精進湖は気温・水温が低めだが、魚の活性は高い。
ダウンを着込むほどの冷え込みでも水の中は別世界と考えていい。よって釣り方も平地同様で差しつかえない。
宙釣り
浅ダナ・チョウチン問わずエサは両ダンゴで十分だが、新ベラが荒食いをはじめたら両グルテンのほうが釣りやすい。食いが立っている時は両グルテンに、触りが少しでも減ったらバラケを併用。これで終日釣りきれるはず。
新旧交じりなら終始両ダンゴ、またはグルテンセットが確実。寒くなると長竿チョウチンに目がいきがちになるが、意外にもタナは高い。シーズン終了となる11月末までは短竿と両ダンゴの準備もしておくべきだろう。
底釣り
実釣の時点では底釣りは不調だったが、今後はよくなってくると思われる。安定度では宙の比ではないので、魚が底に入りだせば面白くなるだろう。
好調か不調かはエサを打って触りの出方で判断する。待ち釣り気味なら当日の底釣りはないと判断すべき。
秋の赤池地区での底釣りが好調な時は決まってナジミ途中から触り、そこから連動して落としてしまうか着底と同時にアタってくる。待って待っての釣りは初春の話で、秋は早い底釣りになるよう心がける。
なお底釣りは、底質の良し悪しも関係する。たとえ魚の活性が高くとも底が悪ければアタリは出づらいし、アタってもスレや空振りが増える。悪あがきしても無理なものはムリ。潔く底を切るか、竿替えやポイント移動していい状態の底を探そう
<週刊へらニュース 熊谷充/TSURINEWS編>
精進湖