「ルアーのカラーは釣果に関係するのかどうか」は永遠のテーマです。実際、釣りものやアングラーによって意見は変わりますし、どのカラーを使うことが正解ということもありません。今回はルアーカラーについて解説していきます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・須藤雄飛)
ルアーの色で釣果は変わるのか?
結論:はっきりとは分かっていない
ルアーカラーで魚の食いが変わるのかという研究は、さまざまな機関で研究されています。しかし明確に食いが変わるかどうかという事は、いまだに分かっていないようです。
釣り人1000人はどう思っている?
とある釣り情報サイトで、釣り人1000人に【ルアーカラーで釣果は変わるか?】というアンケートを行いました。その結果は、変わると答えた人が約70%。変わらない・どちらともいえないが約30%という結果が出ました。
意外にもルアーカラーが釣果に影響があると考えている人が多いですね。
プロアングラーの意見
YouTubeの動画で、ルアーメーカーblueblue株式会社の代表、プロアングラーの村岡昌憲さんがルアーカラーについて語っています。
村岡さんも「ルアーの開発テストをしているときでも釣果はあまり変わらない」とおっしゃっています。ルアーメーカーの社長さんが、絶対に釣果に差があるから全部色をそろえてと言わないあたりが、好感が持てますよね。
カラーローテーションの例
筆者は、ルアーカラーは釣果には関係ないと思っています。ですが、色を使い分けます。それはなぜか?「攻略している感覚が欲しい」からです。筆者のカラーローテーションの例を紹介します。
蛍光色のような派手な色
小雨、曇り、まだ日が昇っていない時などに、よく使います。なんとなく、魚が見つけやすいような気がします。
ゴールド系
夕マズメや朝マズメなど、魚の活性が高いと思われる時間に使います。なぜこれを使うかというと、その時間に有効だと噂されているからです。
ブルー・ブルピン等のナチュラル系
快晴の日、潮が澄んでいるとき、ベイトがイワシの時などに使います。なんとなく、本物に近いので持っておきたいカラーです。
ルアーの種類も
カラーもルアーローテーションの要素の一つですが、レンジも意識しましょう。ミノーを例に挙げると、表層近く、中層、底の方とレンジが異なりますから、ルアーの種類も変えてみてください。
カラーをそろえるのは楽しい
気に入ったルアーの色違い品は、やはり購入したくなりますよね。筆者も同じ考えです。ルアーの色で釣果に変化は無いと感じていても、購入するのはそのルアーのファンだし、コレクション的な要素があります。
特に釣れない時間帯に、同じことをしていても仕方ありません。その要素の一つがカラーローテーションなのです。「どの色で魚が気付くかな?」などと考え工夫することが、モチベーションを保てることになります。
自分のラッキーカラー
筆者はあまりルアーカラーを重視していないだけで、多くのアングラーがカラーで釣果に差が出ると思っています。カラーローテーションで釣り上げた際の色は、あなたのラッキーカラーのような存在になるかもしれません。
<須藤雄飛/TSURINEWSライター>