日中の陸っぱりルアー釣りでメッキをキャッチ【和歌山・中紀】今年も回遊スタート

日中の陸っぱりルアー釣りでメッキをキャッチ【和歌山・中紀】今年も回遊スタート

デイゲームが楽しいシーズンになって来た。例年、盛夏が過ぎる頃から近畿各地の河口付近に回遊してくる夏のターゲットがロウニンアジやギンガメアジ、オニヒラアジの幼魚である関西ではメッキと呼ばれる回遊魚が姿を現す。今年もそろそろ入って来るかなと思っていた所で友人のインスタグラムに「メッキが釣れました」情報を発見。まだまだサイズは小さいが居ても立っても居られなくなり短時間釣行をすることにした。

和歌山県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

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福岡崇史

1985年生まれの会社員。釣り好きが高じて大学・大学院で生物地理を研究。アジングやライトゲームが得意。

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メッキとは

メッキとは関西では金属メッキをしたようにピカピカに光ったギンガメアジ属の魚を総称して呼ぶらしい。これらの魚は南方系のアジの仲間。冬になると水温低下で亡くなってしまう運命をたどる魚で、死滅回遊魚と言われる。

関西では黒潮に乗ってやってきて、それぞれの湾や河口付近に入って来る。特にこの時期から初冬の時期に掛けては30cm前後くらいまで成長する好ターゲットである。

日中の陸っぱりルアー釣りでメッキをキャッチ【和歌山・中紀】今年も回遊スタートルアーで釣れるメッキ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

満潮の時間を狙って釣行

今回訪れたのは和歌山県の中紀方面にあるポイント。山と海との距離が近く無数の河川が海に流れ込んでおり多くのポイントがあるエリアだ。メッキ釣りをする場合特に重要視しているのは潮が高いタイミングで満潮までの上げ7分、下げ潮ならば下げ3分くらいが丁度良いと感じている。


ポイントに到着して準備に入る。まもなく夕方と呼べる時間になる。初期のメッキ釣りの場合はプラグで釣るよりアジング用のタックルで十分なのでエステル0.2号にフロロカーボン0.6号、0.8gのジグヘッドとアジング用ワームを使用した。

セイゴがヒット

最初はシャローエリアに入り活性の高い個体がいないかどうかをチェック。キャスト後にトゥイッチを加えながら早めの速度で巻いて来ると何度もアタリが出る。上手く掛けれたと思ったら小さいなりのエラ洗いが……。ヒラスズキのセイゴであった。

その後何度もヒットするも全てヒラスズキのセイゴでシャローエリアを見切ることにした。

待望のメッキを手中

次に目を付けたのがミオ筋からのカケアガリの場所。比較的浅い河川であるが船の往来もありミオ筋が掘られている。そのあたりは定番ポイントなので丁寧に探ると……。セイゴに比べて非常にしつこくルアーを追って来てヒット。

掛けた瞬間にヒラスズキのセイゴに比べて抵抗が非常に大きい。やった!メッキ発見!慎重に抜いてゲット。今季初のメッキを釣ることができた。特徴からしてギンガメアジのメッキのようであった。

日中の陸っぱりルアー釣りでメッキをキャッチ【和歌山・中紀】今年も回遊スタートギンガメアジのメッキが釣れる(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

リリースして似たような場所を求めて釣って行くと今までがウソのように連発でヒット。こうなると楽しくて仕方がない。しかし、途中からフグの猛攻に遭いワームはズタボロにされることが多くなった。

日中の陸っぱりルアー釣りでメッキをキャッチ【和歌山・中紀】今年も回遊スタートゲストのフグに注意(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

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