初の軽ボートトレーラーをユーザー車検に持っていきました。車検って難しいイメージですが、乗用車より検査項目も少なくそんなに難しくありません。車検の手続きや必要書類、費用がどのぐらいかかるかわからない人もいるかと思うので、実体験を元にお伝えします。これからトレーラーを考えている人やこれから車検に出そうと思う人に少しでも参考になれたら幸いです。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・岸本真彦)
ボートトレーラーは車検が必要
ボートトレーラーは定期的に点検や検査が必要です。特に車検は必ず行う必要があります。車検が切れた状態で公道を走ると道路交通法違反になりますので充分注意しましょう。
先ずは、ボートトレーラーの車検の種類についてご説明いたします。普通トレーラーは1年おきに検査(新車時のみ2年)が必要です。軽自動車の場合は2年に一回検査を受けなければなりません。ランニングコストが全然違いますのでのせるボートによりますが軽トレーラーをおすすめします。
私のトレーラーは黄色ナンバーの軽トレーラーです。車体も小さく取り回しの良さから、ミニボード運搬には最も適したサイズだと思います。それでは軽トレーラーユーザー車検についてお伝えします。
ボートは降ろして車検に出す必要がある
ボートトレーラーの車検を受けるときは積んであるボートを降ろして空の状態で無ければ検査は受けられません。私の場合、駐車場にどうにか降ろしましたが、一人では厳しかったです。
大きいボートですと陸上で降ろすのがとても困難になるため、マリーナに下ろしてから車検を受ける形になると思います。降ろすのは簡単ですが、海に浮かべる必要があるため、その分時間が掛かります。
車検の費用について
軽ボートトレーラー継続検査費用について説明します。
・自動車重量税 6600円
・検査、技術情報管理手数料 2200円
・自賠責保険 約5000円
書類も自分で書けば費用はこちらの3点のみで約13000円位でした。思ったよりも安くてビックリしました。記入する事もたいして難しくなく、名前や車体号等、車検証を見て書くだけです。
基本的にボールペンでの記載ですので、くれぐれも鉛筆で書かないようご注意ください。OCR用紙など一部鉛筆で書く場所もあります。大抵書類を書く場所に鉛筆とボールペンが置いてあります。
車検の内容について
検査の内容について説明します。まずはじめにネットで継続検査の予約をします。その後トレーラー検査場所にトレーラーを移動させ同一性の確認を行った後、灯火類を一つ一つのチェックします。
忘れがちなのが三角反射板の破損です。破損している場合、車検不適合です。事前にチェックをおすすめします。
その後は足回りのチェックなどをして緩んでいないかのチェック、牽引車とトレーラーを切り離してから、水準器にて水平を確認してから、車検証を見て長さ等の寸法を細かくチェックします。検査で1番ヒヤヒヤした場所でした。
ボートトレーラーの場合、大抵はテールランプよりバンクボート(ボートがのる場所)が飛び出ています。特にバンクボードを長くしている人は注意が必要です。
必ずしもオーバーしていたからといって車検には通らないことはなく、許容範囲があり幅2cm、長さ3cm、高さ4cmは大丈夫みたいです。見た目明らかに出ている場合は一度自分で測る事をおすすめします。
私のトレーラーも長さが若干車検証より長かったですが、許容範囲内でしたので合格になりました。詳しくは検査受ける管轄の軽自動車検査協会にお問い合わせください。最後に補助ブレーキの確認で終了でした。
ボートトレーラーの車検は平日のみ
一番ネックなのは、ボートを載せた状態で車検を受けることができない点。車検自体は特別難しくないですから必ず整備をしてください。日頃からトレーラーの整備をしていれば慌てなくても大丈夫です。
検査を受ける管轄の検査場に一度問い合わせをおすすめします。後は土日、祝日は車検を受ける事ができませんので平日休みを取って向かいましょう。是非みなさんもユーザー車検にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
<岸本真彦/TSURINEWSライター>