神奈川県茅ヶ崎の象徴である烏帽子岩。その群礁の一角・沖のトサカという沖磯へイシダイ狙いで釣行してきた。当日の釣果は、筆者にはゲストのアカハタ、釣友は見事本命2.2kgイシダイゲット!夏磯に向けて、釣行の参考にしてほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・間宮 隆)
烏帽子群礁でイシダイ釣り
神奈川県茅ヶ崎の象徴である烏帽子岩。その群礁の一角・沖のトサカという沖磯に、7月5日(水)、相模湾茅ヶ崎の磯屋の渡船を利用して釣友の加藤さんと釣行した。
梅雨グレがひと段落したこともあり、上物狙いの人が意外に少ない。8人で6時半に出港。
20分ほどで到着し、加藤さんと2人で一級磯の沖のトサカへ。加藤さんは沖向き左手、私は沖向き右手方向に釣り座を構える。
当日のタックル
加藤さんはカラス貝のむき身エサでナイロン8号ハリス、チヌバリ6号のライトタックルで石物狙い。
私は、ワイヤー38番ハリス、イシダイバリ15号。エサは、サザエを使用(残念ながらこの時期の特効エサであるヤドカリが手に入らなかった)。
当日は大潮で、干潮が12時。これから干潮に向かっていく。だが、すでに南西風がそよそよと吹いていて嫌な予感。船長から「これから下げていく潮なので、12時くらいまではできると思うが、南西風が強く吹いてきたら早く迎えにくるかも」と言われている。
このポイントは足元から水深があるので、ほぼ竿下狙い。置き竿でアタリを待つが、穂先はピクリともしない。食い込みのいいカラス貝で狙っている加藤さんも「エサ取りのアタリもないよ」と、2人で嘆き節。退屈な時間だけが過ぎていく。
ゲストの1kg級のアカハタ浮上
10時半にようやく潮が流れ出し、潮色も少し澄んできた。すると、2人ともアタリがポツポツ出始める。
置き竿にしていた私の竿の穂先に、コンコンといいアタリ。「食い込め、食い込め」と念じるが、竿先は大きく入らない。回収しようと竿をあおると、なにやらガツンとした手応え。鋭い突っ込みがないので、大きいカサゴかなと思いながらリールを巻き上げる。すると、上がってきたのは1kgはあろうかという高級魚のアカハタ。うれしいゲストに笑みがこぼれる。