6月29日(木)、東京湾金沢八景の金沢漁港で「第20回金沢漁港放流祭り」=横浜市漁業協同組合金沢支所主催=が行なわれた。このイベントには地元の小学生が放流体験に参加、7cmほどに育ったヒラメの稚魚5000尾が放流された。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 本紙・岩下)
金沢漁港放流祭り
「第20回金沢漁港放流祭り」は資源保護活動の一環としてスタートし、今年で20回を数える。金沢小学校、関東学院六浦小学校の各5年生に参加を呼びかけ、ヒラメの稚魚を遊漁船に乗船しての放流体験を通して、栽培漁業への理解と水産資源の大切さを広く啓蒙することが目的だ。
今回は7cmほどに育ったヒラメの稚魚5000尾が放流された。
9時前、金沢小学校の児童65人が徒歩で到着。公益財団法人神奈川県栽培漁業協会専務理事の今井利為・水産学博士が、放流魚の成長など写真を見せながらわかりやすく解説。また、栽培と養殖の違いなどについて、ていねいに話していた。
その間、金沢漁港の船長ほか関係者は準備。放流魚がバケツに仕分けられ、児童たちのライフジャケットの手配など忙しく動く。
地元小学生が放流体験
3隻の船に乗り込んで、航程5分ほどの八景島周辺へ。梅雨の晴れ間で日差しが強いなか、見送る人や僚船の同級生に手を振りはしゃぐ子どもたち。
到着後は大きくなるのを願ってヒラメの稚魚を海へ放った。
そして帰路では、クルージングも楽しんだ。
ヒラメ稚魚5,000尾放流
後発の関東学院六浦小学校の児童44人は、2隻に乗船し稚魚を放流。同様にイベントを楽しんでいた。
帰港後、児童たちは今井さんや漁港関係者へ質問を投げかける。「漁で獲れる主な魚は?」などさまざまな質問を投げかけられ散会。
同漁協では、今年9月1日に金沢漁港で汐祭り開催予定とのこと。詳細は組合HPを参照してほしい。
<週刊つりニュース関東版 本紙・岩下/TSURINEWS編>