週末の予定で、ファミリーフィッシングを予定されるご家庭もあるかと思います。しかし、安全なイメージの強い堤防ですが、実は子供がふとした瞬間に興味本意で近付いて怪我をしたり、落水してしまう可能性が高い場所が存在します。今回は、落水や怪我の経験の絶えない筆者が、案外にスルーされがちな危険な場所をご紹介致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松永一幸)
有効な安全対策
これらの危険を回避しつつ、海遊びを楽しむために必要な対策はなんでしょう。
大人の役割
釣り場に着いたら絶対に目を離さない。危ない場所へは近寄らせない。
危ない場所を認識している保護者が率先して注意することこそ、一番の安全対策と思います。
着用するもの
服装は運動に適したものを着用する。ライフジャケットを着用する。靴はフェルトスパイク底のものを用意する。
釣りもスポーツの一種と考えると、運動に適した格好が望ましいです。ファッション性より機動性に重点を置くことが肝要です。
レジャー保険
もしもの備えとして加入する方も増えています。ネット申し込みができ、1DAYタイプは1日500円からですので、気軽に加入できるのでお勧めです。
ファミリーフィッシングを楽しもう
基本的に堤防は釣りをするための設備ではないのです。その点を踏まえて、危険が潜んでいると意識してから釣りに臨んで欲しいと思います。特に、夜釣りは危険度が上がります。
たまにリールのバックラッシュを直すのに、海に背を向けている人を見かけます。釣果を気にしてライトを海面から外しているのでしょうが、一歩後ろは海と思うと背筋が凍る思いでした。もちろん「危ないですよ」と注意させて頂きました。
筆者もスロープで足を滑らせて落水し、死に掛けた経験があります。その時は真冬で、しかも夜釣りでした。奇跡的に係船ロープに手が届いて這い上がることができましたが、濡れた衣類の重さと、身動きができない恐怖は今も鮮明に覚えています。そのため、安全対策は軽視せず、無茶な行動は控えて釣行を行っています。
ここまで、散々と危険・危険と言ってきましたが、注意をすれば危険性は限りなくゼロに近付きます。海と向き合い危険を理解した上で、ファミリーフィッシングを存分に楽しんでほしいと思います。
<松永一幸/TSURINEWSライター>