渓流エサ釣りで23cm頭にヒレピンアマゴ35匹【岐阜・長良川郡上】淵で連発

渓流エサ釣りで23cm頭にヒレピンアマゴ35匹【岐阜・長良川郡上】淵で連発

今年は例年になく春本番が早かった。桜は散り、昼中は初夏をほうふつさせる暑い日もある。渓流釣りは本番だが、アマゴの警戒心は日に日に増していた。4月10日はホームグラウンドの長良川郡上でサオを出したのでレポートしたい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

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淡水の釣り 渓流釣り

吉田川でアマゴ釣り

数日前の雨で郡上各所は本流、支流ともに増水傾向だった。しかも寒の戻りで上流部の高鷲地区では雪が降ったようだ。当日の朝も気温2度と2月並みの寒さだった。

小さな支流がベストだと思ったが、時期的にやはり本流か吉田川でサオを出したい。本流なら水位的に高鷲、白鳥地区になるが、雪が降ったと聞いて気が引けたので、吉田川へ釣行した

渓流エサ釣りで23cm頭にヒレピンアマゴ35匹【岐阜・長良川郡上】淵で連発渓流釣り仕掛け(作図:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

午前6時前に郡上八幡の清水釣具店に立ち寄り、エサのキンパクを調達した。ヒラタは高水で捕れないので、事前に捕って冷凍しておいた冷凍ヒラタを試してみる。

小野橋上流でヒレピン顔見せ

最初に選んだポイントは、吉田川下流部の小野橋上流の通称桜並木前。桜は当然散っている。例年なら見ごろの時期だ。水位は15cm高い。サオ抜け狙いで8mの長ザオを選択した。

まずは手前の流れから探るがアタリはない。少し立ち込んで対岸筋を狙うとチョンと小さなアタリ。ハリを見るとエサがない。何かいるようだ。今度はさらにエサをゆっくり流してアタリが出た流れを探ると、グーンと目印が水中へ消し込んだ。すかさずアワせると、同時に魚が飛んできた。16cmほどのヒレピンアマゴだ。さすが8mだとサオにパワーがある。

渓流エサ釣りで23cm頭にヒレピンアマゴ35匹【岐阜・長良川郡上】淵で連発 吉田川下流部・小野橋上流(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

このまま入れ食いかと思いきや、アタリは止まる。次のポイントを探る。瀬の段々の棚だ。いかにも釣れそうだがアタリは出ない。やはり激戦区の吉田川では、当たり前のポイントでは釣れない感じ。荒瀬はどうだろう。オモリ2Bで沈めて探っていくと、ポンポンと釣れたが単発。

最後に分流の緩い流れ。「取りあえず探っておくか……」ぐらいの気持ちでサオを出すと、目印をひったくるアタリ。体にイトを巻き付けて必死に抵抗する。慎重に寄せて取り込んだアマゴは、当日最大23cmの丸々肥えたデンデンアマゴだ。

移動後は入れ食いに!